任期制助教による共同企画「学生のためのガクモン講座」を開催
2025年度のガクモン講座は、10月28日(火)に総合研究室(ワークショップルーム2)を会場として開催し、学生および教職員23名が参加しました。2012年より始まったこのガクモン講座は、本学学生を対象に学問の面白さを伝えるべく毎年度開催しています。
本年度は「ガクモンを形にする」をテーマに、本学助教4名が登壇し、自身の専門分野に引きつけて、「書くこと」の基礎と応用の両面を踏まえて話題提供しました。「ガクモンを形にする」ということは、「自分が学んだことを言葉にしてみる」ことを意味します。しかし、〈人から学んだこと〉と〈それを自分で言葉にすること〉の間には、少なからぬ隔たりがあります。今回のガクモン講座は、この隔たりへのさまざまな対処法を学生に紹介することを目指していました。
今回登壇した助教4名は、卒業論文の書き方という基礎的な側面からはじめ、各々の専門分野におけるテーマの見つけ方、文献読解と自らの問いへの接近の仕方、いかに客観性を担保するかなど、学問を形にするときに必ず突き当たる「隔たり」への、応用的ではあるが有益なアプローチを幅広く紹介しました。
参加学生からの声
参加した学生からは、「文章を書くにあたって先生、先輩、同期から受けた有益なアドバイスなどはあったか」「各々の研究における独自性というものをどのように文章として表現させるか」といった内容の質問が寄せられました。
また、当日配付したアンケートには、「自身が持つ疑問を例としてあげることで、学びに対する問いの立て方がわかりやすいと思った」といった感想がありました。
企画した助教のコメント
参加された学生の皆さん、ありがとうございました。このガクモン講座をきっかけとして、未来を担う皆さんが大谷大学で存分に学び、それぞれのフィールドで活躍されることを心より願っております。
ガクモン講座の様子
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話題提供の様子① -
話題提供の様子② -
学生からの質問に応じる登壇者

