キャンパス内の学びエリア拡大
「総合研究室」リニューアルオープン!
学際的な交流を実現する新しい「総合研究室」へ
すべての学生が利用できるアカデミックコモンズとして、分野を超えたつながりを生み出す施設に生まれ変わりました。
新たな出会い、学びの場として/学長 一楽 真
大学は出会いを通して育つ場です。人との出会い、本との出会い、社会との出会い、世界との出会い、どれもが皆さんが育っていく大事な縁です。意見や考え方の違いに出会う時、驚いたり、とまどうこともあるかもしれません。しかし、それは自分の考え方を見つめ直す機会になります。自分の生き方を確かめることにもなります。
総合研究室は新たな出会いの場になるに違いありません。総合研究室の学びの中で、人生の方向が見つかることを願っています。
いつでも仲間と会えるアカデミックな自分の居場所/総合研究室主任 村山 保史
総合研究室は、学生の学問的な交流の場となることを願って2002年に響流館に開設されました。今回のリニューアルでは、総合研究室がこれまで以上に学生の学際的な交流の場となること、そして、学生の居場所となることを目的としたものです。
昨今の学生は、授業が終わったら大学を出て行ってしまって学内に残らないと言われます。アルバイトやサークルは友人と会える場所となっているのでしょう。それはよいことなのですが、肝心の学びの場である大学にも、そのような場所があればどうでしょうか? いつでもそこに行けば相談に乗ってくれる先生や先輩がいる。同じテーマを研究しようとしている仲間がいる。必要な図書が置いてある。好きな本を使って勉強会ができる——総合研究室がみなさんのアカデミックな居場所となることを願っています。
総合研究室リニューアルのポイント
教員と学生(大学院生と学部生)が自身の研究分野を拠点としながら、専門分野を越えて交流する、学際的な交流の場(アカデミックコモンズ)となること、そして学生の居場所となることを目的にデザインされた総合研究室。見晴らしのよいワンフロアに、4つのゾーンを明確にして、その上で交流するエリアを用意しました。その特徴をご紹介します。
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POINT1.分野を越えて行き来できる
各研究室を仕切る壁はなくワンフロアです。研究室ごとに専門分野の図書を配架し、利用者はすべての分野の図書を自由に使えます。どの研究室からでも印刷や複写ができるようにプリンターとコピー機が置かれています。
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POINT2.各研究室で助教に相談できる
各研究室に助教がいます。専門分野の質問や論文・レポートの書き方など、どの研究室でも助教に相談しながら研究ができる環境になっています。
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POINT3.自由にグループワークや勉強会ができる
各研究室に加え、中央エリア席や3つのワークショップルームがあります。ワークショップルームは、セミオープンタイプ、個室タイプなど、用途に合わせて自由に利用できる作りです。打ち合わせやグループワーク、勉強会がいつでも開催できます。
総合研究室の特徴
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各研究室に配架される図書は約15,000冊。教育学関係の図書も所定の書架に設置されており、約88万冊を所属する図書館とは中央階段で自由に行き来できます。また、響流館西側ブリッジを使って、教室や学習支援施設のある慶聞館とも自由に行き来できます。
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各研究室は、学びの特徴に配慮したレイアウトになっています。社会学関係の助教がいる第4研究室(写真)には、コミュケーションのとりやすいボックスソファ席を置いています。第2研究室には一人掛けソファを置き、関係分野の大学院生が多い第1研究室には多くの院生用デスクを置きました。