2023年度冬季企画展/大谷大学博物館 開館20周年記念
「京都を学ぶ 拓本からみる京の梵鐘」【報道内覧会のご案内】
本学は、2024年1月13日(土)~2月17日(土)の期間、大谷大学博物館にて開館20周年を記念した2023年度冬季企画展「京都を学ぶ 拓本からみる京の梵鐘」を開催します。
冬季企画展は京都にまつわる展覧会を開催してきております。本年度は京都の寺院に伝わる梵鐘や、京都ゆかりの梵鐘について、拓本を通してご紹介します。
梵鐘は、古くインドで集会の時に用いられた木製の犍稚と中国の銅鐘に基づいてつくられたとされ、日本へは6世紀の欽明朝に高句麗から伝えられたといわれます。本展では、元大谷大学教授で京都国立博物館長をつとめた神田喜一郎氏旧蔵の神田コレクションの金石拓本のなかから、数多い京都の寺院にかかわる梵鐘のうち著名な梵鐘を取り上げます。
朝鮮鐘の面影をもつ現存最古の戊戌年(698)銘の妙心寺の梵鐘(国宝)、華麗な文様で名高い平等院の梵鐘(国宝)、銘文により「三絶の鐘」と称される神護寺の梵鐘(国宝)、さらに豊臣家の滅亡を導いた「国家安康」の銘文で知られる方広寺の梵鐘(重要文化財)など、白鳳時代から江戸時代までの著名な梵鐘の銘文や文様をご鑑賞ください。
2024年1月12日(金)10:30~11:30に報道内覧会を開催いたします。詳細は、添付のPDFをご確認ください。
見どころ紹介

天喜元年(1053)に建立された平等院の鳳凰堂(阿弥陀堂)は、極楽の宝池に浮かぶ宮殿のような美しい姿で有名ですが、その梵鐘もたいへん優美なものです。
無銘ながら鳳凰堂と同時期と考えられ、文様には宝相華唐草の地文に雲上を飛翔する天女や唐獅子が描かれています。拓本を通して、その優美で躍動感あふれる姿をご覧ください。
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