文学部 村山保史 教授が日本フェノロサ学会「特別功労賞(ビゲロー賞)」受賞

授賞式:文学部哲学科 村山 保史 教授
授賞式:文学部哲学科 村山 保史 教授

文学部哲学科 村山保史 教授が、日本フェノロサ学会「2023(令和5)年度 特別功労賞(ビゲロー賞)」を受賞しました。

日本フェノロサ学会は、日本におけるフェノロサ研究及び近代美術を中心とした芸術研究の促進を目的とする学術学会です。2023年9月17日(日)に滋賀県大津市園城寺(三井寺)で開催された第44回年次大会において授賞式と記念講演が行われました。

受賞対象:
『フェノロサ「哲学史」講義 = Fenollosa's lectures on history of philosophy : 清沢満之フェノロサ講義自筆ノート 続々』(監修・解題:村山保史、翻刻・翻訳・校閲:味村考祐、西尾浩二、Michael Conway、2022年2月)の出版事業 (代表者:大谷大学文学部教授 村山保史)

この書は、哲学教師であったフェノロサによる東京大学時代の講義の受講ノート(学生であった本学初代学長である清沢満之らが筆記したもの)を翻刻・翻訳したもので、この表彰は、2010年度から2021年度にかけて行った科学研究費研究による成果の一つである『フェノロサ「哲学史」講義』(2013年、2016年、2022年)の公開作業に対してのものです。

なお、受賞を記念して、2024年2月に大津市歴史博物館が開催する「れきはく講座」においても、関係内容を扱った市民向け講座を村山教授が担当する予定です。

第44回年次大会の様子