研究内容

 いわゆる「信と知」の問題の検討を現在の研究課題としています。具体的には以下の通りです。
(1)近代の西洋哲学、とりわけカントおよびドイツ観念論における宗教と理性的自我の関係の考察。
(2)近代の日本思想、とりわけ清沢満之をはじめとする、大谷大学に縁の深い明治期以降の諸家(鈴木大拙、西谷啓治。曽我量深、金子大榮といった浄土系思想家たち)の思想における信と知の関係の考察。

ゼミ紹介

 テキストはニーチェの代表的な著作の一つ。ニーチェ思想への入門書として広く読まれてきたもの。三つの論文(「善と悪・よいとわるい」「負い目・良心の疾しさ・その他」「禁欲主義的理想は何を意味するか」)から成り、彼の道徳批判のエッセンスが短い文章のなかに凝縮されています。ニーチェが直接に批判するのはキリスト教にもとづいたヨーロッパの倫理ですが、それはそのまま人間精神の機制(構造)への批判であり、この批判はわれわれにとっても無縁ではありません。

主な担当授業科目

 【院】哲学特殊研究/哲学概論/哲学科演習

所属学会

 日本哲学会/日本宗教学会/比較思想学会

経歴・活動歴

 1993年関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程哲学専攻単位取得退学、1998年西山短期大学専任講師、1999年大谷大学文学部講師、2004年大谷大学文学部助教授(2007年4月職制変更により大谷大学文学部准教授、2014年4月より同大学教授、現在に至る)。

主要著書・論文

 
著書 『カントにおける認識主観の研究-超越論的主観の生成と構造-』(晃洋書房)
共著 『哲学してみる』(世界書房)
Geschlechtergerechtigkeit: Herausforderung der Religionen(EB Verlag)
論文 「カントの他我認識論-その可能性と限界-」
「ナラティブとパリアティブ」
「金子大栄と西洋哲学」
「曽我量深の象徴世界観」
State and Religion: The Viewpoint of Daisetz Suzuki

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