「中川学区の暮らし再発見プロジェクト」が”学まちコラボ事業”に認定

学まちコラボ事業認定式での様子
学まちコラボ事業認定式での様子

本学社会学部の開講科目「プロジェクト研究実践」(担当教員:志藤修史教授)を受講する学生が主体となり、京都市北区中川学区の住民の方とともに活動している団体「And House」の「中川学区の暮らし再発見プロジェクト」が「令和5年度学まちコラボ事業(大学地域連携創造・支援事業)」に採択されました。(※)

2023年7月19日(水)にキャンパスプラザ京都(京都市下京区)で認定式が開催され、採択団体へ認定証が授与されました。
「And House」の取り組みは、2021年から3年連続で「学まちコラボ事業」に採択されています。

※「学まちコラボ事業」
京都市と公益財団法人大学コンソーシアム京都が、大学・学生と地域が『コラボ』して京都のまちづくりや地域の活性化に取り組む活動に助成金を交付するものです。

中川学区の暮らし再発見プロジェクトについて

中川学区では、かつて地域に自生するお茶を摘み、自家製のお茶を林業や農作業の合間に飲んでいた地域の暮らしがありました。中川に自生するお茶の木の一部は、日本最古の茶園がある高山寺(京都市右京区高雄)のお茶の木とほぼ同一種であることが分かり、「まんま茶」と名付けられました。

「And House」は「まんま茶」の保存活用策を考え、活用策のひとつとして「まんま茶」のクラフトビール「京都・中川まんまビーア!」を開発しました。本学学生が地域の方とともに茶葉を収穫し、ビールの醸造と販売は社会福祉法人菊鉾会の醸造部門「ヒーローズ」が行っています。学生は、ヒーローズとともに、過疎高齢化に悩む中川学区の課題解決に向けて活動しています。

また、中川学区社会福祉協議会が主催する「健康ふれあいクラブ」に定期的に参加し、学生企画を行うなど住民の方々と交流を行っています。様々な活動を通じて中川学区の魅力あふれる暮らしに触れ、地域に根ざし地域課題の解決につながる活動を行っています。

PROFILEプロフィール

  • 志藤 修史 教授 SHIDO Shushi

    修士(文学)

    【研究領域・テーマ】
    地域福祉/ボランティア・市民活動/社会保障/まちづくり / 教授