三休フリーカフェに本学社会学部学生が参加【学長裁量経費による教育改革事業】

学生がカフェに来た方と談笑する様子

本学は、教育力を高めることを目的とした予算である「学長裁量経費」を設け、教育改革に取り組む教員や学部・学科等を支援しています。

2023年度採択事業のひとつである「農福連携を通して考えるまちの居場所づくり」(代表:本学社会学部 大原ゆい准教授)では、7月15日に学外活動を実施し、学生8名が参加しました。
活動先は、就労継続支援B型事業所「三休(さんきゅう)」(京田辺市大住池ノ谷)で、当日開催された「三休フリーカフェ」の運営に協力しました。

「三休」は農福連携を通して障がいのある方の社会参加・就労を支援しながら、まちの居場所づくりとして「三休フリーカフェ」を第1.3.5週の土曜日に開催しています。本採択事業は、三休と協働しながら、交流の場づくり、障がいの有無や年齢、性別に関わらないつながりのあり方を検討し、共に生きる社会の実現に向けた課題解決について考察しています。

3連休初日となる今回は人通りも多く、学生は、カフェを訪れた方にコーヒーや三休の畑で採れた万願寺唐辛子を振舞いながら、三休について説明したり談笑したりして積極的に運営に関わりました。また、学生が「三休フリーカフェ」の看板作りのワークショップを企画したところ、たくさんの人で賑わいました。学生が下書きした十数種類の野菜や果物に、ワークショップに参加した20名の方が思い思いの色の和紙や折り紙を使い、ちぎり絵で色付けしました。特に子どもたちが熱心に取り組み、学生が見守るなか2時間ほどでカラフルな看板ができあがりました。

  • 看板づくりのワークショップの様子
  • 完成した看板

終了後、学生からは「三休の存在は知っていたが、何をしているのか知らなかったという方にもお話ができ、イベントを行う意義を感じられた」、「楽しそうにしているのを見て足を運んでくれた方がいたので、外から様子がわかることが大切だと思った」など、今回の企画に手ごたえを感じたという感想が多く聞かれました。 本年度後期もこの学外活動は継続して行う予定です。

PROFILEプロフィール

  • 大原 ゆい 准教授 OHARA Yui

    博士(社会学)

    【研究領域・テーマ】
    地域福祉/福祉情報/NPO・ボランティア/ソーシャルアクション / 准教授