社会学部生がフィールドワークを実施【聞き取りを通じた共生社会推進プロジェクト(左京)】

629日に、本学社会学部の開講科目「探求フィールドワークⅠ」(担当:徳田剛准教授、許燕華助教、高井康弘非常勤講師/名誉教授)を受講している学生14名が京都市左京西部いきいき市民活動センター(左京区田中玄京町)において、聞き取りを中心とした社会調査(フィールドワーク)を行いました。

本科目は、地域連携プロジェクトの一つである「聞き取りを通じた共生社会推進プロジェクト(左京)」として、京都市左京西部・東部いきいき市民活動センター(以下「いきセン」)が実施する共生社会推進事業に参加しています。

「思い出の食事」について聞き取る様子
「思い出の食事」について聞き取る様子

今回は「食事」をテーマとして、2名の地域住民の方に聞き取りを行いました。

はじめに、「いきセン」のスタッフが「思い出の食事」について聞き取り、以前に左京地域で食べられていた料理についての話題で盛り上がりました。

次に、学生が現在の食事や買い物などの日常生活について聞き取りを行いました。「自炊をしていますか?」、「日用品や洋服はどこで買いますか?」などのたくさんの質問に答えていただきました。会話は弾み、学生も事前に準備した質問以外にも問いかけるなど、和やかな雰囲気で聞き取りが進みました。

終了後、学生からは「昔の食事と現在の食事の両方について聞くことができ興味深かった」、「上手くお話を引き出せないことがあったので、今回の反省点を次回の聞き取り調査に生かしたい」といった前向きな感想が聞かれました。

この後もフィールドワークの活動は継続して行われます。

  • 聞き取りで話題に上がった「洋食」(レバーやミノのフライをソースで味付けした料理)
    聞き取りで話題に上がった「洋食」(レバーやミノのフライをソースで味付けした料理)
  • 「思い出の食事」について聞き取る様子
    「思い出の食事」について聞き取る様子

PROFILEプロフィール

  • 徳田 剛 准教授 TOKUDA Tsuyoshi

    博士(学術)

    【研究領域・テーマ】
    よそ者(ストレンジャー)と地域コミュニティ/多文化共生社会論(特に地方都市・中山間地域)/人口減少地域に立地する仏教寺院のあり方 / 准教授