「中川学区の暮らし再発見—お茶によるビールプロジェクト」が”学まちコラボ事業”に認定

本学では、京都市北区中川学区の抱えている課題や地域の今後を考えることを目的とした「中川学区の暮らし再発見ーお茶によるビールプロジェクト」を実施しています。この度、京都市が主催する「学まちコラボ事業(大学地域連携創造・支援事業、以下学まちコラボ事業)」に、2年連続で認定されたことをお知らせします。

このプロジェクトでは、住民と協働した活動のひとつとして本学の卒業生が中心となり活動している社会福祉法人菊鉾会の醸造部門であるヒーローズ(旧 NPO法人HEROES 、以下ヒーローズ)と本学の学生が連携し、お茶によるビールづくりに取り組んでいます。本活動では、ヒーローズのビールブランドである「西陣麦酒」において、京都・中川で親しまれてきた日本古来の茶葉を原料に使用したクラフトビール『京都・中川まんまビーア!』を共同開発。収益の一部は中川の活性化に活かされます。

今年で7年目を迎える中川学区での活動は、今年も「学まちコラボ事業」の支援を受け、『京都・中川まんまビーア!』の製造や販売だけでなく、中川地域の活性化や魅力の発信など学生が主体となった活動により一層力を入れていきます。 『京都・中川まんまビーア!』は京都市の酒店4店舗にて、2022年8月下旬より販売開始します。

詳細、また取材等をご希望の場合は、添付のPDFをご確認ください。

活動の様子

『京都・中川まんまビーア!』とは

京都市北区中川学区で栽培されている日本古来のお茶を使った「まんま茶」を原料に使用したクラフトビールです。本学の社会学部コミュニティデザイン学科 志藤 修史教授のゼミ学生が中川学区の住民の方々とともに茶葉を収穫し、ヒーローズが製造を担う、中川学区の住民・ヒーローズ・大谷大学による農福学連携の開発商品です。

ヒーローズは、本学の卒業生 松尾 浩久さんが中心となってビールブランド「西陣麦酒」を展開。「自閉症の方とともに」を就労支援のコンセプトに製造を行っています。ヒーローズの厚意により、販売益の一部は学生の中川での活動費用に還元されます。『京都・中川まんまビーア!』が売れるごとに、学生の中川での活動が充実し、中川学区の活性化に寄与する仕組みとなっています。今年度醸造分は夏と秋以降の2回、各限定400本の販売を予定しており、第1回目は8月下旬に販売します。京都市内の数か所の販売店で購入できるほか、「西陣麦酒」のホームページからも購入できます。