【にんげん部門】受賞作品
高校生の部
最優秀賞
自分らしく
藤本 真綾/兵庫県立小野高等学校 第2学年
講評
自分自身のことをごまかさずに、見つめられておられるのですね。辛いことや苦しいことがあっても、他のことで気を紛らわせたりしてしまうことが多い中で、「自分らしさ」とは何かについてずっと向き合ってこられた様子が、伝わってくる素晴らしい作品だと感じました。海外映画の中の言葉との出会いも、ずっと自分自身を見つめてこられたからこそその言葉が、響いてきたのだと思います。 お互い、相手を認めることが出来にくい社会の中で、あなたがおっしゃるとおり、全ての人が自分らしく生きられる世界が実現することを私も願っています。
(仏教教育センター)
藤本 真綾/兵庫県立小野高等学校 第2学年
講評
自分自身のことをごまかさずに、見つめられておられるのですね。辛いことや苦しいことがあっても、他のことで気を紛らわせたりしてしまうことが多い中で、「自分らしさ」とは何かについてずっと向き合ってこられた様子が、伝わってくる素晴らしい作品だと感じました。海外映画の中の言葉との出会いも、ずっと自分自身を見つめてこられたからこそその言葉が、響いてきたのだと思います。
(仏教教育センター)
優秀賞
空を見上げて
坂東 秀樹/創価高等学校 第1学年
講評
「空」という存在が、目先のことに振り回されている日常の中で、自分自身を見つめ直すかけがえのないものであることを教えてくれる素晴らしい作品だと感じました。「空を見上げる」という行為によって、視点を変えて自分自身を見つめることが出来るという気づきが、立ち止まって周りを見渡す余裕を生むことも大切な指摘だと思感じました。
(仏教教育センター)
坂東 秀樹/創価高等学校 第1学年
講評
「空」という存在が、目先のことに振り回されている日常の中で、自分自身を見つめ直すかけがえのないものであることを教えてくれる素晴らしい作品だと感じました。「空を見上げる」という行為によって、視点を変えて自分自身を見つめることが出来るという気づきが、立ち止まって周りを見渡す余裕を生むことも大切な指摘だと思感じました。
(仏教教育センター)
PHPエッセイ賞
あたりまえの日常
田村 凜奈/好文学園女子高等学校 第2学年
講評
電車内で浮かんだ「あたりまえとは何か」という疑問を出発点に、電気や電車、ゴミ回収、家庭での家事など、日常を支える人々の存在に気づき、感謝と自分の生き方へと考えを深めていく作品です。身近な例を挙げながら、平時には意識することがないような見えないところで働く人々への敬意を素直な言葉で表しており、その気づきに共感を覚えました。また、その気づきを「自分も誰かのあたりまえになりたい」という前向きな願いへつなげている点に、この作品の素直さと優しさがよく表れています。
(株式会社PHP研究所 PHP制作局局長/上岡 祐樹)
田村 凜奈/好文学園女子高等学校 第2学年
講評
電車内で浮かんだ「あたりまえとは何か」という疑問を出発点に、電気や電車、ゴミ回収、家庭での家事など、日常を支える人々の存在に気づき、感謝と自分の生き方へと考えを深めていく作品です。身近な例を挙げながら、平時には意識することがないような見えないところで働く人々への敬意を素直な言葉で表しており、その気づきに共感を覚えました。また、その気づきを「自分も誰かのあたりまえになりたい」という前向きな願いへつなげている点に、この作品の素直さと優しさがよく表れています。
(株式会社PHP研究所 PHP制作局局長/上岡 祐樹)
中外日報社賞
キャスト、私
岸本 季也/福井県立敦賀高等学校 第3学年
講評
自己形成の途上にある「青春」というわずかな人生の時間に、私たちは自分と他者との間でさまざまな心の葛藤を経験します。他者と出会い、関わり、異なる個性と付き合うことで味わう痛みや喜び、違和感などのすべては、自分というものを知り、鍛え、また新しい可能性を見つける大事な機縁となるものです。 あなたは、そのことをクラスメイトとの関係性の中で悩みつつ真剣に考えています。「まぎれもなく私だけのもの」を掴もうとする自己形成への確かな意識が、あなたの心の成長を促していることを感じさせます。
(株式会社中外日報社 取締役会長/形山 俊彦)
岸本 季也/福井県立敦賀高等学校 第3学年
講評
自己形成の途上にある「青春」というわずかな人生の時間に、私たちは自分と他者との間でさまざまな心の葛藤を経験します。他者と出会い、関わり、異なる個性と付き合うことで味わう痛みや喜び、違和感などのすべては、自分というものを知り、鍛え、また新しい可能性を見つける大事な機縁となるものです。
(株式会社中外日報社 取締役会長/形山 俊彦)
佳作賞
そのままの私で生きていい
宮嶋 こころ/飯田女子高等学校 第2学年
人を好きになることとは
平松 銀汰/稚内大谷高等学校 第3学年
心に咲く声を大切に。
綱島 洋子/創価高等学校 第2学年
総評
宮嶋 こころ/飯田女子高等学校 第2学年
人を好きになることとは
平松 銀汰/稚内大谷高等学校 第3学年
心に咲く声を大切に。
綱島 洋子/創価高等学校 第2学年
総評
今回の佳作三作品は共通の優れた点として、自分自身の日常のあり方や、自分という存在の意味について、よく考察しているという事が挙げられます。
(仏教教育センター)
中学生の部
最優秀賞
夢を諦めない社会へ
杉本 賢太郎/金沢大学付属中学校 第2学年
講評
中学生が希望を抱いて語る「夢」。しかし現実と向き合う中で、夢に対するさまざまな疑問や悩みも感じます。筆者は曽祖母の姿から、年齢と夢の関係を問い直しました。年齢に関係なく夢をもつことの大切さに気付いた筆者の「年齢は記号にすぎない」という見解には説得力があります。どんな人でも互いにつながりあって、支え合って、夢を語り合える社会を願うやさしさが込められた作品でした。
(仏教教育センター)
杉本 賢太郎/金沢大学付属中学校 第2学年
講評
中学生が希望を抱いて語る「夢」。しかし現実と向き合う中で、夢に対するさまざまな疑問や悩みも感じます。筆者は曽祖母の姿から、年齢と夢の関係を問い直しました。年齢に関係なく夢をもつことの大切さに気付いた筆者の「年齢は記号にすぎない」という見解には説得力があります。どんな人でも互いにつながりあって、支え合って、夢を語り合える社会を願うやさしさが込められた作品でした。
(仏教教育センター)
優秀賞
友達の友達
細見 礼/大谷中学校 第1学年
講評
中学生なら誰でも抱える友達との人間関係を題材にした作品でした。友達と喧嘩を繰り返す中で、初めは自分の非を認めたくないという思いがあったのですが、自分の非を認めることによってこそ相手の気持ちを正しく理解できると考えたところに、大きな成長の跡が見られます。常に自分を振り返ることによってこそ、真に他者を理解できるという力強い主張が魅力あるエッセイを生み出しました。
(仏教教育センター)
細見 礼/大谷中学校 第1学年
講評
中学生なら誰でも抱える友達との人間関係を題材にした作品でした。友達と喧嘩を繰り返す中で、初めは自分の非を認めたくないという思いがあったのですが、自分の非を認めることによってこそ相手の気持ちを正しく理解できると考えたところに、大きな成長の跡が見られます。常に自分を振り返ることによってこそ、真に他者を理解できるという力強い主張が魅力あるエッセイを生み出しました。
(仏教教育センター)
文化時報社賞
「いつもの道」なんて言わせない
米本 安珠/札幌大谷中学校 第3学年
講評
勉強や部活、家族や友人関係、そして進路。中学生は悩みが多岐にわたる上、家と学校以外に逃げ場がなく、大人よりも息抜きがしづらいかもしれません。 本当は同じ日など一日としてないのですが、何かにとらわれたり追い立てられたりしているとき、毎日は単調な繰り返しに見えがちです。それを「違う」と見抜いて、小さな変化に気付いたこと、そこから観察力と好奇心を自ら育んでいったことは、米本さんが素晴らしい感性を持っているからだと思います。
これからも「いつもの道」なんて言わせない、と力強く書いたことを、覚えていてほしいと思います。
(株式会社文化時報社 代表取締役/小野木 康雄)
米本 安珠/札幌大谷中学校 第3学年
講評
勉強や部活、家族や友人関係、そして進路。中学生は悩みが多岐にわたる上、家と学校以外に逃げ場がなく、大人よりも息抜きがしづらいかもしれません。
これからも「いつもの道」なんて言わせない、と力強く書いたことを、覚えていてほしいと思います。
(株式会社文化時報社 代表取締役/小野木 康雄)
佳作賞
伝えたい思い
内田 彗翔 /札幌大谷中学校 第2学年
人間らしさ
鈴木 風輝 /札幌大谷中学校 第2学年
総評
佳作の二作品はいずれも部活動で野球の練習に励む生徒さんのものでした。 「伝えたい思い」という作品では、野球の帽子を無くしてしまった焦りと不安が見事に描写され、今までにない「ありがとう」という感謝の気持ちをもったことが記されています。「今度は、僕の番だ」と力強く最後に記す筆者の明るい将来が期待されます。 「人間らしさ」という作品では、初めは完璧を目指していた筆者が、部活動などの経験を重ねるにつれ、不完全な部分があるからこそ人間であると考えるようになりました。この気持ちを忘れずに、どんな人にも寄りそっていくことのできる優しく強い大人になってほしいと思います。
(仏教教育センター)
内田 彗翔 /札幌大谷中学校 第2学年
人間らしさ
鈴木 風輝 /札幌大谷中学校 第2学年
総評
佳作の二作品はいずれも部活動で野球の練習に励む生徒さんのものでした。

