標記の講演会を下記の通り開催します。
皆さまのご来聴をお待ちいたしております。
講演会 概要
タイムスケジュール
14:10 | 開場 |
---|---|
14:40 | 開会の辞 |
14:50 |
|
16:10 | 休憩 |
16:20 |
|
17:40 | 閉会の辞 |
17:50 | 終了(予定) |
【講演】大谷大学博物館所蔵「トド文字モンゴル語石硯」について(14:50~)
大谷大学博物館には貴重なアジア仏教資料が収蔵されており、特に「北京版西蔵大蔵経」をはじめとするチベット語典籍は世界的価値を有する。モンゴル語資料は比較的少ないが、第13代学長・大谷瑩誠氏蒐集の17世紀トド文字モンゴル語による石硯は日本唯一の例である。その来歴と内容を報告する。
講師紹介
松川 節 氏(大谷大学教授 人文情報学/東洋史学)東京外国語大学外国語学部モンゴル語学科卒業、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。国立民族学博物館講師、大谷大学講師を経て現職。モンゴルの世界的文化遺産を歴史学・宗教学・考古学・文化保存科学・観光学の諸側面から研究し、2012年度より3件の日本・モンゴル合同プロジェクトの日本側代表を務める。2024年、モンゴル国立大学科学学部から「名誉博士」称号が授与された。著書に『図説モンゴル歴史紀行』(河出書房新社,1998年)、『『西藏歴史檔案薈粋』所収パスパ文字文書』(東北大学東北アジア研究センター,2015年,共著)、『イェシェー・ペルデン著『モンゴル仏教史・宝の数珠』─寺本婉雅旧蔵─』(大谷大学真宗総合研究所,2019年,共著)などがある。
【講演】伽藍配置からみたモンゴル帝国期の仏教(16:20~)
13~14世紀のモンゴル帝国期に、仏教がモンゴル高原で興隆したようすを、寺院の伽藍配置という考古学的視点から検討する。伽藍配置の変遷を明らかにすることで、遊牧伝統・皇帝・キリスト教と仏教との密接な関係が実証的に浮かびあがる。本講演を通じて、モンゴル帝国期の仏教研究における新たな方法論を模索したい。
講師紹介
白石 典之 氏(新潟大学教授 考古学)
筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得退学。モンゴル科学アカデミー歴史研究所に2年間留学(日本学術振興会海外特別研究員)。新潟大学助教授を経て現職。博士(文学)。2003年、第1回「最優秀若手モンゴル学研究者」としてモンゴル国大統領表彰。2023年、モンゴル国北極星勲章受章。モンゴル帝国興亡の真相を考古学の手法を用いた現地調査で実証的に解明しようとしている。著書に『遊牧王朝興亡史—モンゴル高原の5000年』(講談社選書メチエ,2025年)、『元朝秘史—チンギス・カンの一級史料』(中公新書,2024年)、『モンゴル考古学概説』(同成社,2022年)などがある。お問い合わせ先
大谷学会 E-mail:o-gakkai■otani.ac.jp
※■を@にかえてご送信ください
-
- 開催日時
- 2025年5月27日(火)14:40~17:50
-
- 場所
- 大谷大学 講堂
-
- 参加費
- 無料
-
- 主催
-
大谷学会
-
- 講師
-
松川 節 氏(大谷大学教授 人文情報学/東洋史学)
白石 典之 氏(新潟大学教授 考古学)
-
- 備考
-
- 駐車場・駐輪場はございませんので、公共交通機関のご利用をお願いいたします。