真宗総合研究所東京分室 公開シンポジウム
『宗教といのち——日韓台の終末期医療の現状から「良い死」を考える』

INFORMATION

  • 日程
  • 時間

    14:00~17:30

  • 参加費
    無料(要申込)
  • ZOOMでのオンライン開催

  • 参加をご希望の方は以下の申込フォームよりお申し込みください

真宗総合研究所東京分室では、室長及びPD研究員による「宗教と社会」をテーマとした共同研究を行っています。
本研究は、多様な価値観を内包する現代社会にて、社会における宗教の役割を問い直すことを目的としており、当該研究の活動の一環として、この度公開シンポジウムを開催することといたしました。

本シンポジウムは、日本、韓国、台湾の終末期医療の法制度と医療現場の現状に関する検討を通して、それぞれの国・地域における「良い死(または望ましい死)」の考え方や課題について、宗教的・倫理的な観点から考察するものです。

近年では、終末期医療に対する事前の意思表示の重要性が強調され、延命治療の取捨を含め、自分の最期は自分で決めることを「良い死」とする傾向が見られます。とりわけ終末期医療の法制化が発展している韓国と台湾では、この傾向が顕著です。これに対し、日本では法制化がなされていないものの、終末期医療に関する事前の話し合いと指示書の作成を推進する動きが見られます。こうした自己決定に基づく「良い死」の考え方には、どのような倫理的な問題があるのか、またそれに応じて宗教の役割にはどのような変化があるのか、という新たな課題が提起されています。

そこで、本シンポジウムでは、日本、韓国、台湾における終末期医療の発展と法制度の動向を概観し、「良い死」の概念をめぐる文化的・社会的背景を検討します。また、臨床宗教師の活動報告を通して、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって顕在化した問題を注視しながら、現代社会における「良い死」のあり方と宗教の可能性について考えていきたいと思います。

みなさまのご参加をお待ちしております。


発題1

講演者名:鍾宜錚(大谷大学真宗総合研究所東京分室PD研究員)

発  題:「台湾における「善終」の法制化と宗教的実践」 

発題2

講演者名:渕上恭子氏(慶應義塾大学)

発  題:「韓国における終末期医療と尊厳死—『死の自己決定』と『死にがい』をめぐって—」 
 

発題3

講演者名:金田諦晃氏(東北大学)

発  題:緩和ケア病棟での活動から考える「良い死」-臨床宗教師の観点から-
 

コメント 藤枝 真(大谷大学)

司  会 陳 宣聿(大谷大学)

  • 開催日時
    2022年2月12日(土)14:00-17:30
  • 場所
    ZOOMによるオンライン開催
  • 参加費
    無料(要申込)
  • 内  容
    発題1

    講演者名:鍾宜錚(大谷大学真宗総合研究所東京分室PD研究員)

    発  題:「台湾における「善終」の法制化と宗教的実践」 

     

    発題2

    講演者名:渕上恭子氏(慶應義塾大学)

    発  題:「韓国における終末期医療と尊厳死—『死の自己決定』と『死にがい』をめぐって—」 

     

    発題3

    講演者名:金田諦晃氏(東北大学)

    発  題:緩和ケア病棟での活動から考える「良い死」-臨床宗教師の観点から-

     

    コメント 藤枝 真(大谷大学)

    司  会 陳 宣聿(大谷大学)

  • 備  考
    • 会議アプリZOOMをにてご参加ください。
      ※会議アプリZOOMは無料でご使用いただけますので、各自ダウンロードの上ご参加願います。
    • 参加をご希望の方は上記申込フォームよりお申込みください