専門分野

 宗教学、近代宗教史

研究テーマ

 近代社会の中で民衆宗教がどのように展開してきたか研究しています。特に、政策的につくられた教派神道の制度と民衆宗教との関係性を考えてきました。最近は、教派や宗派といった近代教団のカテゴリーを越境する求道的ネットワークにも関心を持って研究を進めています。

所属学会

日本宗教学会、「宗教と社会」学会、神道宗教学会、日本近代仏教史研究会

経歴

横浜市立大学国際総合科学部国際総合科学科 卒業。國學院大學文学研究科神道学・宗教学専攻博士課程後期 単位取得後退学。東京工業大学環境・社会理工学院社会・人間科学 博士課程 修了(博士(学術))。2024年に現職。国立研究開発法人科学技術振興機構社会技術研究開発センター 特任フェロー。

研究業績

 学位請求論文
「社会集団としての教派神道の展開に関する研究」(東京工業大学、2022年)

主要論文

「明治期の黒住教からみた教派神道の展開」(『宗教研究』96巻1号、2022年6月)
 

「金光教の組織化における教会制度と教えの関係」(『宗教と社会』27号、2021年6月)
 

「新宗教教団の支援活動1—天理教・いわき市の事例から」(星野英紀・弓山達也編『東日本大震災後の宗教とコミュニティ』ハーベスト社、2019年)
 

「「近代教団」としての金光教の形成—明治期における宗教運動と宗教行政」(寺田喜朗・塚田穂高・川又俊則・小島伸之編『近現代日本の宗教変動─実証的宗教社会学の視座から』ハーベスト社、2016年)