専門分野

仏教学、中国仏教

研究テーマ

大乗仏教における理想的人間像がどのように受容展開されたのかに関して、「不退転」という語句を中心に研究しています。特に、中国において「般若経典」の受容に大きな影響を与えた『大智度論』に示される不退転の具体的内容を明らかにすることによって、仏教徒が受容してきた理想的な人間像を探っています。

所属学会

日本印度学仏教学会、東海印度学仏教学会、真宗教学学会、国際真宗学会

経歴

1992年 静岡県生まれ。
2016年 大阪大学外国語学部外国語学科スペイン語専攻卒業。
2019年 大谷高校仏教科仏教学非常勤講師(2022年3月まで)
2020年 京都光華女子大学 真宗文化研究所 委嘱研究員(2021年3月まで) 
2022年 大谷大学大学院文学研究科博士後期課程(仏教学専攻)修了。博士(文学)。
2022年 4月より現職。

研究業績

学位請求論文

「『大智度論』における不退転の研究」(博士論文)2022

主要論文

「『大智度論』における不退転と般舟三昧」『真宗教学研究』41pp.52–662020

「『大智度論』における不退転と無生法忍」『東海佛教』66pp.35–492020

「『大智度論』における不退転と授記」『真宗文化–真宗文化研究所年報–』30pp.1–212021

「二種類の不退転について」『印度學仏教學研究』70(2)pp.7357382022