教育情報の公表 【2023年9月更新】

社会連携・社会貢献
産官学連携

社会連携・社会貢献活動

大谷大学では、「教育・研究を通して、広く社会との連携を図り、以下の方向性をもって社会に貢献する」ことを方針として定め、取り組みを進めています。
 
  1. 本学の学術資源を生かした社会貢献、国際貢献に取り組む。
  2. 本学の教育研究の成果を基にしつつ、生涯学習の機会を社会に提供する。
  3. 本学の教育活動を公開・提供する取り組みを推進する。
  4. 全学的組織として地域連携室を設置し、教育と地域の連携を図る。
  5. 学内の社会連携・社会貢献の取り組みが相乗的に効果を上げることをめざし、学内横断的な会議体を設置する。

生涯学習機会の提供

  • 科目等履修生・聴講生制度
    広く社会人の学問的関心にこたえ、大学教育の場を社会に開放することを目的に2つの制度を開設しています。特定の授業科目の履修及び単位の修得を希望する者は科目等履修生として受け入れ、特定の授業科目の聴講を希望する者は聴講生として受け入れを行っています。

  • 生涯学習講座
    仏教・歴史・文学・現代社会など本学の教育・研究成果について学びやすい内容や回数で提供する生涯学習講座を開講しています。本学ならではの宗教・信仰を求めていく講座、現代社会をいかに生きるのかをテーマとする講座、京都の文化の奥深さを知る講座など、「人間」を共通テーマに多くの講座を開講しています。

  • その他の講座、セミナー、シンポジウム
    生涯学習講座のほかにも、真宗総合研究所が開催する公開シンポジウム、学内学会主催の公開講演会、博物館主催のギャラリートーク・公開講演会、大学主催の「暁天講座」や宗教行事などにおける公開講演会などを開催し、教育研究上の成果を広く市民に提供しています。

  • おおたにキッズキャンパス
    小学校の教員を目指す学生が中心となり、地域交流や施設開放を目的にさまざまな講座やイベントを「おおたにキッズキャンパス」として開催しています。

各種インターンシップの受け入れ

  • 公益財団法人大学コンソーシアム京都 インターンシッププログラムの受け入れ(大学生等) 

各種施設(博物館など)の開放

  • 大谷大学博物館
    近代化100周年記念事業の一環として構想された本学博物館は、本学図書館が収蔵していた貴重資料および考古遺物や民俗資料などの文物を含む多様な資料の適切な保管と調査研究、1987年に開設された博物館学課程の充実化、生涯学習など社会的要請への対応などを目的とし、2003年10月、図書館所蔵の貴重資料を中心に、歴史学科などに保管されていた資料を収蔵品とする博物館が開館しました。

上記構想を受け、現在、博物館が担っている主な機能は、

  1. 博物館資料の収集、保管、調査研究、展示・教育といった博物館本来の機能
  2. 収蔵品との関係から真宗・仏教文化財への認識を広く社会に普及するための「真宗・仏教文化財センター」としての機能(展観、セミナーの開催)
  3. 仏教文化財に造詣の深い特色ある学芸員養成のための学習・実習施設としての機能

の3つであり、博物館の活動自体が大学の社会貢献活動の一翼を担っています。 

地域連携活動

本学では、「人に寄りそい、ともに考える」ことができる人物育成をめざし、実践的な学びと地域貢献の両立を目指した地域連携事業を展開しています。
2015年6月、「地域連携室(コミュ・ラボ)」を設置し、伝統いきづく住民力と学生の協働により、過疎地域の活性化、子育て支援、コミュニティラジオなどでの情報発信、自治会活動の支援、環境に配慮した祭りの実施協力などの地域連携活動に取り組んでいます。

産官学連携

地方自治体との協定

  • 京都市北区における大学・地域包括連携協定(2012年7月19日締結)
    大谷大学、京都産業大学、佛教大学、立命館大学と3行政機関(北区役所、北消防署、北警察署)は、それぞれの人的・知的・物的資源を有効に活かすことにより、大学(学生)の力を活かしたまちづくりを推進するとともに、将来のまちづくりを担う学生を地域全体で守り育てていくことを目的とし、包括的な連携協定を締結しました。
  • 京都市と大谷大学とのふるさと納税を活用した大学・学生と地域の連携強化等に関する協定(2021年3月26日締結、2022年3月1日再締結)
    「大学のまち京都・学生のまち京都」の魅力向上に向け、ふるさと納税を活用した大学・学生と地域の連携強化を進めることを目的に京都市との連携協定を締結しました。京都市のふるさと納税のプラットフォームを活用し、卒業生や有縁の方々に本学の地域連携活動を紹介し支援していただいています。

産学連携授業「グローカル・キャリア論」「グローカル・キャリア演習」「国際言語概論」の開講

現代においては、日々変化する世界情勢(グローバル)を見据えながら、身の回りの地域社会(ローカル)の課題にも柔軟に対応できる「グローカル」な視点を持った人物が求められています。
そのため、国際学部では専任教員がコーディネーターとなって日本航空株式会社と株式会社JTBから講師を迎え、グローバル化の現場に立つプロフェッショナルの視点を手がかりに、多文化社会の課題とキャリアを考える授業を複数開講しています。
授業では、航空・旅行業界の専門家による講義を通じてグローバル社会における仕事の実態に触れ、多様な他者と共に働いて生きるための発想力と思考力を養います。