2021年春に誕生した国際学部国際文化学科では、JALなど日本を代表する航空・旅行業界から講師を迎えた産学連携科目「グローカル・キャリア論」「グローカル・キャリア演習」が開講されています。

——国際学部が重要視している「グローカルな視点」とは?

実際に「グローカル・キャリア論」「グローカル・キャリア演習」のどちらも履修している学生と、「グローカル・キャリア演習」を担当されている廣川先生に、授業や学部・学科の魅力について語り合ってもらいました。

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「グローカル・キャリア論 」「グローカル・キャリア演習」

国際社会で活躍する企業の現場を知り、身近な他者と共生するための発想力と思考力を養う

長期化するコロナ禍を背景に、日々変化する社会や国際情勢(グローバル)を見据えながら、身の回りの地域社会(ローカル)の課題に柔軟に対応していくことができる、「グローカル」な視点を持った人物が求められています。
本科目では、国際学部教員がコーディネーターと なって、JALなど日本を代表する航空・旅行業界から講師を迎えた産学連携プログラムとして、グローバル化の現場に立つプロフェッショナルの視点を手がかりに、多文化社会の課題について考えます。 授業では、「グローバル」、「グローカル」およびSDGsといった基本概念の確認に始まり、専門家による講義を通じて、グローバル社会における仕事の実態について理解していきます。講義内容から現代社会の課題を見出し、解決の方法を模索することで、様々な他者と共生する社会で生きるための発想力と思考力を養うことを目的としています。

PROFILEプロフィール

  • 廣川 智貴

    国際学部 国際文化学科 教授



    1997年大谷大学文学部文学科卒業。2001年ドイツ・ハイデルベルク大学留学。02年京都大学大学院文学研究科博士後期課程 文献文化学専攻ドイツ語学ドイツ文学専修研究指導認定退学。博士(文学)。
    18世紀のドイツ語圏の作家について学んでいる。ただし、一般の文学史に登場する「メジャー」な人物よりも、今では忘れられているけれども、当時は人気者だった作家に惹かれてきた。そうした「マイナー」な作家ほど、18世紀という時代についてよく教えてくれるからだ。



  • 中学・高校時代に吹奏楽部でサックスを担当。高校の時にマーチングに出会い、将来は海外のマーチングを学びたいと思うようになる。日本のマーチングはまだ発展途上中で、オリジナリティを出すために個人の枠や利害を超えた立場で努力することが必要とされている。マーチングには様々な事柄が取り入れられるため、「国際文化を学べば、マーチングや音楽にも活かせるのではないか?」と考え、国際文化学科へやってきた。
    入学時には「海外を知ること」が国際文化学科での主な学びだと想像していたが、1年間学んでみて「一度外を見てから、内を見てみる」という勉強もあるんだということに気づく。国内に居ながらでも国際学の勉強ができる〈国際都市・京都〉で、将来の夢に向かって着々と歩みを進めている。