地域連携室10周年記念シンポジウムを開催しました

参加者の集合写真

地域連携室(コミュ・ラボ)は、2015年6月の設置から10周年を迎えました。
10周年を記念して、11月8日(土)に本学響流館メディアホールにおいて、「地域連携室(コミュ・ラボ)10周年記念シンポジウム」を開催しました。
当日は、本学の地域連携事業でお世話になっている連携先、行政や企業・団体の皆様、卒業生、在学生など、96名が一堂に会し、大学と地域のこれまでを振り返り、次の10年を共に考える貴重な機会となりました。

開催概要

第1部 本学地域連携事業の紹介

冒頭で本学学長一楽真から来場した皆様へ、日ごろの感謝と引き続いての本学の地域連携事業へのご協力のお願いをお伝えした後、本学が10年間で行ってきた様々な地域連携活動を紹介しました。はじめに、これまで実施してきた各プロジェクトを概観し、その後、2つのプロジェクトをピックアップして担当教員と連携先の方からの紹介が行われました。「モビリティデザインプロジェクト」(担当教員:野村実講師)の連携先の1つである京丹後市役所市長公室政策企画課の青木滉人様、「祇園祭ごみゼロ大作戦」(担当教員:赤澤清孝准教授)の連携先である一般社団法人祇園祭ごみゼロ大作戦理事長の太田航平様より、本学学生と行ってきた活動や今後の展望についてお話しいただきました。

  • 一楽真学長による開会挨拶
  • モビリティデザインプロジェクトの紹介
  • 祇園祭ごみゼロ大作戦の紹介

第2部 記念講演

山納 洋氏(大阪ガスネットワーク株式会社 エネルギー・文化研究所 所長代理)をお迎えし、「場づくりのその先へ」と題してご講演いただきました。
そもそも場づくりとは何なのか、求められる「場」とはどういったものか、各地の事例やご自身の経験をご紹介いただきながら、地域づくりのあり方についての深い洞察をお話しいただきました。講演後には、活発な質疑応答が行われ、普段地域活動を実践している参加者からのたくさんの質問にお答えいただきました。

  • 山納洋氏による記念講演
  • 山納洋氏と赤澤地域連携室長のディスカッション
  • 質疑応答の様子

シンポジウム終了後の様子

会場外において、本学地域連携プロジェクトのポスター展示や参加者の方が持ち寄ったチラシを設置し、参加者同士が自由に交流できるスペースを設けました。
交流スペースでは、「まちの居場所プロジェクト」(担当教員:大原ゆい准教授)の連携先の1つである就労継続支援B型事業所 三休(以下、「三休」)のスタッフの方々より、ホーリーバジルブレンドのハーブティーが振る舞われました。
参加者は三休のハーブティーを片手に、ポスター展示を見たり、参加者同士で名刺交換を行うなど、普段はそれぞれ異なる地域や組織で活動している方同士で交流している様子が見られました。

  • 「三休」スタッフの方々
  • 参加者同士の交流

今後に向けて

 本シンポジウムは、本学の地域連携事業でお世話になっている方やこれから連携する可能性のある方など多様な方々が一堂に会し、ともに学びあう機会となりました。本シンポジウムを通して、本学の教育・研究・社会貢献の知を地域に還元し、つながりを育みながら、学びを通して地域に貢献していく決意を新たにする場ともなりました。今後も本学地域連携室(コミュ・ラボ)は、学生・地域・大学がともに育ちあいながら、地域課題の解決に取り組んでまいります。