2024年度「入学宣誓式」挙行

4月1日(月)本学講堂にて、2024年度入学宣誓式を挙行しました。
式場となった講堂では仏教讃歌による開式後、「三帰依」と「三誓偈」を一楽真学長の調声のもと唱和しました。 
  • 一楽学長による告辞
    一楽学長による告辞
  • 木越理事長による祝辞
    木越理事長による祝辞
一楽学長は告辞で、「本学は、仏教を中心とした大学ですが、一つの教義を教え込むといったことは決してありません。これだけは譲れないというように、私たちが常に持っているものがあります。宗教の「宗」という字は、うかんむりに示すと書き、この家は何を大切に生きているかを示す字です。これを大和言葉で「宗」(むね)といい、「宗」は物事の中心であり、特定の宗教に縁がない人でも「宗」がない人というのは1人もいません。その大切にしていることを問い返すということをしないと、自分の思い込みで突っ走ってしまうという危うさを私たちは持っています。自分が持っている「宗」を常に問い返すということが、様々な学びをしていくうえでの基盤となります。これから大谷大学で、人生をどのように生きるのか、何を大切にしていくのかということを明確にし、皆さんの人生が実りあるものとなることを願っています」と述べました。

引き続き、学校法人真宗大谷学園の木越渉理事長より「真に宗(むね)とする教えに出会うということは非常に大切であります。アメリカの大統領が宣誓式を行う際に必ず聖書に手を置いており、それは、大切な判断をする時、自らを導いてくれる教えに問い聞くという姿を表しています。世界では宗教というものが非常に大切にされています。大谷大学では、一つの宗教を勧誘するということはしませんが、間違いなく「宗」とする教えがある生きた現場であります。大谷大学で過ごす時間を本当に大切にし、本当の意味での仲間とともに大事なものを尋ね、見つけていってください。そして、これからの4年間を自分の中の宝として持ち続けていただきたい」と祝辞が送られました。
  • 宣誓署名
    宣誓署名
  • クラブ勧誘の様子
    クラブ勧誘の様子
また、 本年度は、従来の形に戻して執り行い、式典終了後は、在学生がクラブ勧誘のために集まり、新入生は勧誘のアーチの中を通って退場しました。新入生には一日でも早く大学生活に馴染み、学業や課外活動を通して有意義な学生生活を送っていただきたいと願っています。

なお、式典の様子は、大学ホームページからライブ配信いたしました。
【総務課】