2022年度第2回“人権問題を共に考えよう”全学学習会を開催

人権問題学習会の様子
人権問題学習会の様子

12月7日(水)18時より、大学講堂を会場に「2022年度第2回“人権問題を共に考えよう”全学学習会」を開催し、学生・教職員の方々合わせて210名が参加しました。

今回は、立命館大学産業社会学部教授の斎藤真緒氏と立命館大学衣笠総合研究機構研究員の河西優氏に、「ヤングケアラーを知っていますか?ー当事者を真ん中にすえた支援について考える」という講題で、ご講演いただきました。

質疑応答の様子
質疑応答の様子

ご講演では、ヤングケアラーについて研究を深め、支援に向けた取り組みおよび施策の制定にも関わっておられる支援者と当事者という立場から、ご自身の経験や具体的な事例をもとに、ヤングケアラーの定義や現状、若者ケアラー固有の課題、当事者の置かれている状況やその支援のあり方などについて、大変わかりやすく丁寧にお話しいただきました。

参加者へのアンケートでは学生・教職員から様々な声が寄せられ、大変意義深い学習会となりました。

参加者アンケートでの感想【 Pick Up! 】

  • ヤングケアラーという言葉は今日初めて知ったが、友人で幼い弟や妹の子守をしている子は周りにいたので、その友人たちがヤングケアラーだったのだと気付いた。具体的なお話を聞いて、自分に何ができるのか・どんな言葉をかけるのか等とても考えさせられた。
  • 今まではどこか他人事のように思っていたが、すごく身近な問題に感じました。また、「ケア」を負担や軽減するものというマイナスイメージで捉えないという認識も新たに持つことが出来ました。“家族まるごと支援”という言葉がすごく響きました。
  • 介護・ケアは家庭内ということもあり、外からは見えづらいし、声を上げることも難しいので、なかなか大変な問題だと思いました。学生の中にもケアラー、もしくは今後近いうちにケアラーとなる学生もいるかもしれないので、今日の講演内容を参考に、適切なサポートができるよう努めていきたいです。