2021年度前期「卒業証書・学位記授与式」挙行

2021年度前期「卒業証書・学位記授与式」は、9月30日(木)11時より講堂において執り行われ、合計29名(大学院1名、文学部28名)が学窓を巣立ちました。

学長の調声による勤行後、大学院修士課程修了生に「学位記」を、文学部卒業生代表者に「卒業証書・学位記」が学長から授与されました。

学長は「コロナ禍という特殊な状況で苦しかったと思うが、人生の一部と受け止め、次に進まなければならない。この間、支え合いや助け合い、融和の一方で、中傷や差別、責任の追及や格差といった争いが多く生じたという現実がある。状況をよく見、周りを融和や対話に向けていける一員となってほしい。清沢満之先生は融和には痛みを持つことと述べており、同じ過ちを繰り返さないために痛みを大事にしてほしい」と告辞を述べました。

また、真宗大谷学園・真城専務理事からは祝辞として「大谷大学という空間に身を置いたことの意味を噛みしめてほしい。お釈迦様の教えは2500年を超えてなお人々に生き続けており、その教えの実践を考えたのが親鸞聖人である。親鸞聖人が求めた教えを理念とする本学は、学生が人間のこと、自分のことを見つめ、学べる大学であり続けたいと考えており、今後の生活の中で行き詰まった際に立ち返る場として本学はある」とメッセージを送りました。
  • 卒業証書・学位記授与
  • 木越学長による告辞
  • 真宗大谷学園・真城専務理事による祝辞
なお、「卒業・修了ならびに同窓会新入会員歓迎祝賀会」は、新型コロナウイルスの状況に鑑み、中止としました。 
【総務課】