2021年度第1回“人権問題を共に考えよう”全学学習会を開催

2021年度第1回“人権問題を共に考えよう”全学学習会を開催

 7月7日(水)18時より、大学講堂を会場に「2021年度第1回“人権問題を共に考えよう”全学学習会」を開催し、学生・教職員の方々合わせて235名にご参加いただきました。
 今回は、「LGBTからSOGIへ 今わたしたちにできること」のご講題のもと、京都精華大学非常勤講師・思春期アドバイザーを務めておられるあかたちかこ先生にご講演いただきました。
 ご講演では、「LGBTのことについて学ぶのは誰のため?」「LGBT問題って何問題?」という質問を聴講者に投げかけつつ、「性別」と一言で言ってもそこには社会的性別、性自認、身体的性別の分類があり、その解釈は非常に複雑であることや、「自分の性別は他人ではなく自分で決めるもの」ということをお話されました。
 重いテーマでありながら、終始テンポの良い関西弁と豊かな表情によって楽しく語られる内容は、聞く者の心に深く響くものであり、大切な問いを投げかけていただいた時と場でありました。
 参加者のアンケートには、「先生のお話はとても軽快でおもしろく、引き込まれました。LGBTの話というより、人生について・生き方について考えさせられる内容でした。」「どんな生き方でもOK、どんな風でも大丈夫!という言葉にすごく救われました。」「『理解する』って簡単に言うけど、人のことを理解なんてできるわけないと私も思う。だから、あかた先生の言うように、他人について考えることは、自分について考えることでもあるという想像力を働かせて人と関わっていくことが大切だと感じた。」などの声があり、大変意義深い学習会となりました。
  • 人権問題学習会の様子
    人権問題学習会の様子
  • 質疑応答の様子
    質疑応答の様子