研究内容

19世紀末から20世紀初頭の英米仏哲学が専門です。特に、ベルクソン哲学の英語圏における受容と19世紀の幾何学革命に端を発する幾何学における空間論の問題を手がかりに、ベルクソン哲学とイギリスのバートランド・ラッセルやアメリカのウィリアム・ジェイムズとの比較研究を行ってきました。現在は、上記の研究を、「私たちはどこから来たのか。私たちはどこへ行くのか」という「死活の問題」を視野に入れて進めています。

主な担当授業科目

 哲学科特殊演習/英米哲学文献を読む

所属学会

関西哲学会/日仏哲学会/ベルクソン哲学研究会

経歴・活動歴

1992年岡山県生まれ。2024年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。日本学術振興会特別研究員、大阪大学人間科学研究科特任助教を経て、2025年より大谷大学文学部任期制助教、現在に至る。

主要著書・論文

論文

  • 「〈ベルクソン形而上学〉への入門—『形而上学入門』における〈やり直しの論理〉—」(2025)
  • 「19世紀における幾何学革命と初期ベルクソンの空間論の関係について」(2023)
  • 「ラッセルの空間論」(2020)
  • 「真理探求の方法論としての「直観」: ラッセルのベルクソン批判を巡って」(2018)
  • 「20世紀における英仏哲学の交錯に関する一試論—L. S. Stebbing『プラグマティズムとフランス自発的行動主義』を読む—」(2018)

共訳

  •  「『新実在論:哲学における協働研究』(1912)「序文」翻訳」(2023)

関連情報