研究内容

私は中国古代の経済史、特に流通や交通に興味関心を持って研究をしています。紀元前の人々がどのような生活を営んでいたのか、現代の我々はついつい素朴な世界を想像してしまいますが、近年出土された簡牘史料からは、相当に文明的な生活をしていたことが明らかになっています。
社会にはどのようなものが存在し、流通していたのか、そうした世界からどのような考えが生まれたのか、といったことを通して、現代にも通じる人間の営みを学んでいます。


主な担当授業科目

歴史学基礎演習

所属学会

東洋史研究会/日本秦漢史学会/古代学協会

経歴・活動歴

1992年愛知県生まれ。2022年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員PD、福井県立大学非常勤講師等を経て、2023年に大谷大学文学部任期制助教に着任。

主要著書・論文

論文

  • 中国古代における都市と市—張家山漢簡より見える市像—
  • 参国伍鄙再考—齊国の改革プラン—
  • 『漢簡語彙考證』訂補(六)──平賈
  • 岳麓秦簡語彙考証『質』

関連情報