研究内容

親鸞の思想を中心として研究しています。中でも、親鸞が明らかにした念仏が、私たちにどのような生活を実現するのかということに関心をもって、古来、正定聚、あるいは往生といった言葉で表現されてきた思想内容を探求しています。また、親鸞思想の背景としての中国浄土教にも関心をもっています。大乗仏教思想の中に、浄土教思想がどのように根ざしていったのかを明らかにしたいと願っています。

主な担当授業科目

真宗学演習/正信偈を読む/法然の生涯と思想

所属学会

真宗教学学会/真宗連合学会/大谷大学真宗学会/大谷学会

経歴・活動歴

1972年京都府生まれ。2001年大谷大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。2004年博士(文学)学位取得。大谷大学任期制助手、大谷大学非常勤講師、大谷大学聖教編纂室委託編纂室員、大谷大学学習支援アドバイザーなどを経て、2022年に大谷大学文学部着任。

主要著書・論文

論文

  •  親鸞の現生正定聚論 -その思想の根拠と内実-
  •  現生正定聚の根拠 -至心回向と摂取不捨-
  •  畢竟成仏の道路 -『浄土論註』親鸞加点本に注目して-
  •  難思議往生 -還相回向釈の展開を通して- 上・下