研究内容

体育科教育については、小学校教員および教員志望学生に、学級づくりと体育科教育の知見から授業づくりや指導法についてアプローチする実践研究を行っています。
教師教育については、授業後に授業の文脈を明らかにし、本質的な諸相への気づきを促す省察の具体化を実践研究及びセルフスタディを行いながら進めています。
和文化教育については、茶道を通して「わび・さび」について学ぶことができる教材づくりおよび授業づくりを行っています。

ゼミ紹介

授業の上手な教師になりたくありませんか?
ところで「授業が上手」とは、どのような授業を指すのでしょうか。
授業と言えば、これまで「受ける」ものだったかもしれませんが、教師を目指すと「つくる」ものになります。
ゼミでは「授業をつくる・試みる・ふり返る」で授業力のある教師を目指すことを研究したり実践したりします。
あなたの授業で子どもを笑顔にさせたくありませんか。「すべては子どもの笑顔のために」をスローガンに、魅力ある教師になることを目指すゼミです。

主な担当授業科目

小学校教育学演習/教科(体育)/初等科教育法(体育)/教職入門

所属学会

日本体育・スポーツ・健康学会(日本体育科教育学会)/日本教師教育学会/日本教育方法学会/日本教育工学会/和文化教育学会/教育目標・評価学会

経歴・活動歴

1974年宮崎県生まれ。
大阪教育大学教育学部卒、大阪教育大学大学院教育学研究科実践学校教育専攻修了。教育学修士。
大阪府八尾市立小学校、大阪教育大学附属天王寺小学校、プール学院大学、桃山学院教育大学を経て2022年4月に大谷大学教育学部着任。
2018年 四天王寺大学非常勤講師
2021年 大阪産業大学非常勤講師 現在に至る
2016年 関西体育授業研究会顧問 現在に至る

主要著書・論文

共著

  •  『絶対成功の体育授業マネジメント』(明治図書,18-75頁,2017年4月)
  •  『人間教育を進めるために:主体的・対話的で深い学びを創造する』(ERP,83-100頁,2018年3月)
  •  『「伝統や文化」に関する教育の性格と教材開発』(銀河書房,157-166頁,2019年3月)
  •  『教壇に立つ前に読んでほしい本』(東洋館出版,76-86頁,2020年2月)
  •  『教職概論:人間教育の理念から学ぶ』(ミネルヴァ書房,42-58頁,2021年3月)

論文

  •  「小学校における動いているボールを打つ指導法の考察:高学年のバッティング指導においてシンクロ打法を用いた実践を通して」(大阪教育大学紀要第Ⅴ部門教科教育第60巻第2号,23-30頁,2012年2月)
  •  「小学校体育学習における初めての表現運動の指導法に関する研究:動きの広がりからイメージの広がりへと展開する単元計画の検討」(プール学院大学紀要第57号,243-253頁,2017年1月)
  •  「同僚性コミュニティを軸とした授業力量に資する省察の実践的研究」(日本教師教育学会年報第26号,124-134頁,2017年9月)
  •  「教師の成長に資する新しい教育実践に挑戦することの効果:テキストマイニングによる省察の効果に着目して」(人間教育学研究第6巻,23-30頁,2019年3月)
  •  「実務家教員が教師教育者としての成長に資するセルフスタディの検討:ダブル・ループ学習に着目して」(桃山学院教育大学研究紀要第3巻,19-31頁,2021年3月)