研究内容

保育士として保育に携わる中で、子どもたちが人間関係を構築していく過程に関心を持っています。保育現場においては、大人との信頼関係を土台に徐々に友だちと繋がり合う子どもたちの姿があります。誰しも初めからうまく人と関わることができるわけではなく、共感やぶつかり合いを経て人とのつながり方を知っていきます。中でも乳児期から表れる「かみつき」行動に着目し、子どもたちが豊かな環境の中で人間関係を構築していくことをテーマに研究をしています。

ゼミ紹介

幼児教育演習Ⅰ

読む・書く・聞く・話す等の基本的なコミュニケーション・スキルを学びます。授業は、指定されたテキスト・資料を講読し、受講生が小グループごとで報告、意見交換を行う演習形式で進めていきます。協同学習を通して、課題を理解し言語能力を身につけ、共に対人関係能力や感情調整能力を高めていくことを目指します。

幼児教育演習Ⅲ

講義やグループワーク、模擬保育を通して、乳幼児期の発達を理解し、乳幼児がいかにして他者との人間関係を構築していくのかその過程を学びます。各自の興味関心に沿った研究テーマを見つけることを目指します。 

主な担当授業科目

幼児教育演習/乳児保育/実践体験活動演習(幼)

所属学会

日本保育学会 

経歴・活動歴

京都府生まれ。1999年佛教大学社会学部社会福祉学科卒業。1999年社会福祉法人若林福祉会若林保育園保育士。2000年社会福祉法人樹々福祉会朱い実保育園保育士。2021年京都府立大学公共政策学研究科博士前期課程福祉社会学専攻入学。2022年大谷大学教育学部着任。

主要著書・論文

論文

  •  「人間関係を育む保育実践の可能性〜乳児期の子どもたちはいかにして人間関係を構築するのか〜」(大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要 第19号 大谷大学短期大学部幼児教育保育科、2017年3月)
  •  「乳幼児の『かみつき』をなくす保育方法—日課の見直しに着目して—」(大阪音楽大学教育研究論集 第6号 大阪音楽大学教育研究会、2021年3月)