古川 哲史 教授 FURUKAWA Tetsushi
- 専門分野
- 【歴史学(日本/アメリカ/アフリカ)/ 比較文化・社会学】
M.A.(国際学修士)
【研究領域・テーマ】
歴史学(近現代日本の対外交渉史)
※主要研究対象地域(日本、東アジア、アメリカ、アフリカ)
研究内容
私は今まで、日本やアメリカ、アフリカの歴史と文化に関心を向けてきました。近現代の日本とアメリカやアフリカとの関係史にも取り組んでいます。大学は学問をするところです。これからも、自らの立ち位置を確かめながら、学生とともに学び、問い続け、生きるため、生きのびるための歴史学を思い索めていきたいと思います。
ゼミ紹介
世界史コースのゼミを担当しています。ゼミでは、日本や京都で歴史を学ぶという自己の立ち位置を意識しながら、世界史の重要なテーマや事例を、できるだけ受講生の問題意識/関心に引き付けて議論したいと思います。「世界史とは何か」や「世界史における接続性」といった基本的な問いについても一緒に考えます。
主な担当授業科目
【院】仏教文化特殊研究(演習)/歴史学演習/史学概論/西洋史文献を読む
所属学会
日本アメリカ学会/日本アフリカ学会/史学会/World History Association、ほか。
経歴・活動歴
神戸市生まれ。広島大学総合科学部・総合科学科卒業。在学中、日本-アフリカ文化交流学院(在ケニア)に留学。その後、広島大学大学院社会科学研究科・イギリス地域研究講座、オハイオ大学国際事情研究所大学院・アフリカ研究講座(在アメリカ合衆国)、京都大学大学院人間・環境学研究科・共生文明論講座などで学ぶ。日本学術振興会特別研究員(史学・日本史)、京都大学総合人間学部研修員、国立民族学博物館共同研究員、明治学院大学国際学部在外研究員など。オハイオ大学、オハイオ州立刑務所、コロンバス日本語補習校、同志社女子大学、立命館大学、京都市立芸術大学、松下看護専門学校等で教える。2005年、大谷大学文学部・国際文化学科に赴任。2018年より歴史学科・世界史コースに所属、現在に至る。
主要著書・論文
編著
- 『囚われし者たちの〈声〉-オハイオ州立刑務所の中から』(国文社、1998年)
共著
- 『日本人とアフリカ系アメリカ人-日米関係史におけるその諸相』(明石書店、2004年)
- 『エチオピアを知るための50章』(明石書店、2007年)
共訳
- 『走ることは、生きること—五輪金メダリスト ジェシー・オーエンスの物語』(晃洋書房、2016年)
- 点字図書版『走ることは、生きること—五輪金メダリスト ジェシー・オーエンスの物語』(視覚障害者生活情報センターぎふ、2018年)
編纂解題
- 『「英国議会資料」(京セラ文庫)資料集・第10巻:エチオピア』(国立民族学博物館、2006年)
事典項目執筆
- 『Africana: The Encyclopedia of the African and African American Experience (Second edition)』(Oxford University Press、2005年)
- 『アフリカ系アメリカ人ハンディ事典』(南雲堂フェニックス、2006年)