研究内容

近世京都における「町衆」の歴史的で文化的な意識に関心をもっています。彼らは家業の遂行に関わって公家や寺社とも親密に交流し、その社会的な活動の一端を担っていました。こうした「町衆」の諸相については、上立売組の長老で代々両替商を営んだ神田信久が記した『親町要用亀鑑録』『上下京町々古書明細記』に詳しく、神田家の歴史と文化的な意識の形成を通して、近世京都の「町衆」の実態を明らかにしてみたいと考えています。

ゼミ紹介

過去に起こった出来事について考えてみるということは、私たちが生きている現在を客観的に見るということであり、私たちがどのような未来を構想することができるかということです。では江戸時代の京都とはどのようなところで、人々はどのような思いで暮らしていたのか。それは今日の京都を歴史的に捉え直すということであり、その原風景を再構成してみるということです。今と昔の対話から、新しい京都を発見してみましょう。

主な担当授業科目

歴史学演習/古文書解読法/史学概論/博物館展示論/日本仏教史

所属学会

日本宗教民俗学会/佛敎史學會/日本史研究会/日本思想史学会/日本美術史学会

経歴・活動歴

1966年生まれ。大谷大学大学院博士課程文学研究科単位取得満期退学。博士(文学)。現在、大谷大学文学部教授。

主要著書・論文

共編著

  • 『近世仏教治国論の史料と研究』

論文

  • 「『松平開運録』と食行身禄の安民治国論」
  • 「近世木食遊行「聖」の宗教と実践-正禅養阿の道路改修事業をめぐって-」