冨岡 量秀 教授 TOMIOKA Ryosyu
- 専門分野
- 【真宗学/真宗保育/ 幼児教育学】
博士(文学)
【研究領域・テーマ】
真宗保育/幼児教育学/保育内容・環境/環境デザイン
研究内容
真宗保育(真宗に立った保育)と保育内容・環境への研究を展開しています。真宗保育は、子どもたち一人ひとりが等しく輝き、人生を豊かで意義あるものとして生き切ってほしいと願い、その人生の歩みを支える、ほんとうの「生きる力」の獲得の原風景となることをめざす保育実践です。そして子どもを育む原風景となる環境づくりを課題としています。
ゼミ紹介
このゼミでは、大谷大学が大切にしてきた真宗保育への学びを基軸にしています。「こどもとの関わり」そして「保育の楽しさや難しさ」をみんなで発見したり、考えたりすることをとおして、こどもの育ちにとって大切なことを一緒に学んでいきます。またこのゼミでは、こどもの育ちを支える「環境」についても考えていきます。さまざまな「遊び環境」への考察や、学生自身の実習をとおして発見したこと、感じたこと、考えたことをもとに、具体的に、園のデザインや園庭のデザインを自由に発想し、こどもにとって「すてきな園」をみんなでデザインしてみたいと考えています。
主な担当授業科目
仏教保育演習/保育内容(環境)の理論と方法/仏教と教育演習/実践体験活動演習(幼)
所属学会
日本宗教学会/日本印度学仏教学会/真宗連合学会/国際真宗学会/教育哲学会/日本仏教教育学会/日本乳幼児教育学会/日本保育学会
経歴・活動歴
経歴
1967年東京都生まれ。日本大学大学院理工学研究科博士前期課程修了(工学修士)。大谷大学大学院文学研究科博士前期課程修了(文学修士)。聖和大学大学院教育学研究科博士前期課程修了(教育学修士)。大谷大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)号取得。
1991年~2000年株式会社フジタ 建築本部企画設計部/環境計画部、2002年~2004年大谷大学真宗総合研究所研究補助員、2005年~2006年聖和大学嘱託助手、2007年~2009年大谷大学任期制助教、2013年大谷大学短期大学部准教授、2017年大谷大学短期大学部教授、
2018年大谷大学教育学部教育学科教授、現在に至る。
活動歴
保育心理士/日本仏教教育学会幹事/日本乳幼児教育学会編集協力委員
主要著書・論文
単著
- 『真宗保育をデザインする』(公益社団法人大谷保育協会 2015年)
- 『真宗保育をデザインするⅡ ーカリキュラム・マネジメントへの視座ー』(公益社団法人大谷保育協会 2018年)
共著
- 『新・保育の考え方と実践』(久美株式会社、2009年)
- 『実例から学ぶ 子ども福祉学』(保育出版社、2010年)
- 『キリスト教教育事典』(日本キリスト教出版局、2010年)
連載
- 『真宗』(真宗大谷派宗務所出版部 2009年10月号~)
- 『月刊仏教保育カリキュラム』 ((社)日本仏教保育協会 2010年4月~)
論文
- 「願生浄土-真に人間存在を養育する「場」の獲得-」
- 「願生浄土の歩みに獲得される浄土の眷属-「共に生き、共に育つ」学びの獲得-」
- 「現代における仏教教育学の意義-金子大栄の仏教教育学からの視座-」
- 「仏教行事がつたえること-真宗保育における「花まつり」の「ねらい」-」
- 「仏教保育の環境デザイン1—子どもの育ちを支えるデザイン・コンセプト展開への視座—」
- 「保育環境への飼育・栽培導入の意義を考える —仏教保育からのセンス・オブ・ワンダーへの視点—」
- 「プロジェクト保育の環境デザイン手法ー子どもの主体的な遊び・活動を保存・展開させて場の創出ー」
- 「保育内容・環境におけるICT導入への視座ー子どもの主体的・対話的で深い学びの獲得に向けてー」他