2017年度秋季企画展
大谷大学博物館の逸品 重要文化財 『三教指帰注集』 『高野雑筆集』

- 会 期
9月 5日(火)~ 9月 23日(土)
- 開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 観 覧 料
無料
- 休 館 日
日曜日
月曜日(ただし9/18は10:00~15:00開館) - 備 考
※本館には駐車場がありません。
※ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。
2017年度秋季企画展
大谷大学博物館の逸品 重要文化財 『三教指帰注集』 『高野雑筆集』
開催にあたって
本館には、10件の国指定重要文化財があります。毎年秋には、これらを存分にご覧いただくために、そのうちのいくつかを撰んで紹介しています。本年は『三教指帰注集』と『高野雑筆集』です。
この2件はいずれも、真言宗の開祖である弘法大師空海(774〜835)の関係資料です。
『三教指帰注集』は、空海が、自身の出家を忠孝に背くと批判した人々に対し、仏教・儒教・道教を対比して、出家が忠孝に背くものではないことを論じた『三教指帰』の注釈書です。著者は成安(生没年未詳)で、長承2〜3年(1133〜34)に書写された現存最古の書写本であり、本品が唯一上中下巻揃った完本です。
『高野雑筆集』は空海の遺文を集めた書簡集で、承安元年(1171)に書写された現存最古写本です。仏教流布の援助を請う書簡や病気見舞いの書簡など、その内容は多岐に渡っていて、空海の人と思想がうかがえます。
また、本学の博物館学芸員課程の学生が、企画から展示までを行った「実習生展」を開催しています。あわせてご高覧いただければ幸いです。
