2016年度秋季企画展
大谷大学博物館の逸品 —重要文化財 「湯浅景基寄進状」-

- 会 期
9月 6日(火)~ 9月 24日(土)
- 開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 観 覧 料
無料
- 休 館 日
日曜日・月曜日(9/18は開館)
- 備 考
※本館には駐車場がありません。
※ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。
2016年度秋季企画展
大谷大学博物館の逸品 —重要文化財 「湯浅景基寄進状」- 開催にあたって
本館には、10件の国指定重要文化財があります。例年秋には、これらをじっくりご覧いただくために、そのうちのいくつかを撰んで紹介しています。本年は「湯浅景基寄進状」です。
この寄進状は、鎌倉時代の僧で華厳宗中興の祖と称される明恵房高弁(1173~1232)が、従兄弟で紀伊国の有力御家人だった湯浅景基(生没年未詳)から寺院の寄進を受けた際に作成されたものです。この寺は施無畏寺(和歌山県湯浅町)と名付けられ、現在に至っています。湯浅一族41名の署名と、明恵の自筆証判がすえられ、武士団の信仰や、施無畏寺創建の由緒を示す根本史料です。
これに併せて今回は、明恵の伝記『栂尾明恵上人伝記』や専修念仏を批判した『摧邪輪』など、明恵に関する資料を紹介します。
また、本学の博物館学芸員課程の学生が、企画から展示までを行った「実習生展」を開催しています。併せてご高覧いただければ幸いです。
