海外研修プログラム報告

2024語学研修【韓国文化研究・実践韓国語(慶熙大學校短期韓国語研修)】

概要

 
日程 2024年8月4日(日)~8月27日(火)【20日間】
参加数 10名(引率者2名)
主な研修地 慶熙大學校にて語学研修
午前:授業
午後:授業または文化研修

研修報告

授業風景

2024年8月4日から同月27日にかけて、喜多恵美子教授、鄭祐宗准教授引率のもと、本学学術交流協定校である慶煕大学校国際教育院(韓国・ソウル)において、韓国語学研修が開催されました。約三週間にわたるこの語学研修には、大谷大学から10名の学生が参加し、慶煕大学校が開講する韓国語授業を受講するとともに、韓国現地で様々な文化体験と課外活動に従事し、参加者一人ひとりにとって充実した短期留学プログラムとなりました。

約三週間にわたって慶煕大学校の先生方が受け持ってくださった韓国語授業は、韓国語のみを用いる直接法によって行われました。現地到着後、まず初日に習熟度のチェックが行なわれ、それぞれの語学力にあったクラスが配当されました。それぞれのクラスでは、先生との距離感が近く、一人ひとりが授業に参加できているという実感をもちながら研修の日々を過ごしました。授業時間は基本的に朝9時からお昼の1時まで、文法と会話の授業をすべて韓国語で受けました。

修了式

また、語学の授業とは別に、計4回の文化授業が午後の時間帯を利用して実施され、K-POPやカリグラフィーのほか、ユンノリなどの伝統遊びなどを体験しました。2週目と3週目の金曜日には現地学習が実施され、大学のバスに乗って国立中央博物館、ロッテワールドなどを訪問しました。教室を飛び出して、学びの熱気そのままにいろいろなものを見て体験することは、とても爽快であり、ソウルで勉強しているという実感をより強く感じることができました。

韓国に来て間もない頃は、ソウルでの生活に慣れるために、交通カードとアプリを駆使して引率教員が提示したソウル市内の決められたポイントを通過して宿舎に戻ってくるオリエンテーリングを実施し、街歩きのための注意力を高めながら、行動面での積極性を養いました。ソウル市内は、地下鉄やバスの路線が非常に整っているため、一人ひとりが市内を自由に動けるようになるまでほとんど時間がかかりませんでした。

ソウル市内(光化門)

豊かな食文化も楽しみの一つです。全員でサムギョプサルを食べに行ったり、仲良くなったクラスメイトと冷麺を食べたり、ルームメイト同士でチキンのデリバリーに挑戦した人たちもいました。また、韓国の大学に1年間交換留学中の大谷大学の学生たちや、昨年度大谷大学で1年間学んだ韓国の東国大学校の学生たち、十年前にこの語学研修に参加したことのある卒業生を交えて、みんなで韓国式のしゃぶしゃぶ料理を囲んで交流しました。
 
参加者がそれぞれ自身に対して課題を設定し、研修終了までにその目標を達成しようと努力していた姿がとても印象的でした。研修最終日の一人ひとりの顔は引き締まり、非常に頼もしい表情をしていました。三週間の中で一生懸命韓国語を学び、大変充実した研修となりました。
                                                                                                          
【喜多恵美子(韓国近代美術史/韓国・朝鮮文化史/植民地研究)】
【鄭祐宗(近現代朝鮮日本の政治社会史/国際法・国際政治史/等しく生きる自由)】