2022フィールドワーク【フィールドワーク(国際/アメリカ)】
概要
日程 | 「フィールドワーク3(国際/アメリカ)」現地研修代用リモート講義 2022年8月1日(月)~8月5日(金)5日間 |
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会場 | 大谷大学 慶聞館 K408教室 |
参加数 | 第4学年 14名(聴講登録者16名) |
リモート講義講師 |
合計14名 |
研修報告

事前指導
リモート講義

リモート講義では、米国仏教学院の教員をはじめ、門法道場長や現地で開教活動に携わる方を中心に講義をしていただきました。学術交流協定校であるIBSの先生方には、「宗教多元社会における仏教教育」というテーマで、米国仏教学院の教育の内容と研究活動を紹介されました。またアメリカ史とヨーロッパ史における宗教の価値観の変遷と、アメリカ社会において政治や経済の見地に宗教が何をもたらしてきたのかということに関する概説がなされ、アメリカ人に対する仏教の影響について講義が行われました。仏教の特徴(平等性、科学的、実践的等)とされる点の根拠、仏教がアメリカでは人気となった理由についても述べられました。

学生は多くの開教使の講義を通して、事前講義で学んできた布教の背景について想像以上に苦難と困難に満ちたものであることを知りました。そして、真宗の開教活動が日本人や日系人に果たしてきた役割について改めて知るとともに、真宗が禅宗やチベット仏教と比べてどのように知られているのかという位置づけも理解することができました。
一週間のリモート講義では、すべての講師による講義の一回一回が貴重であり、密度の濃い学びでありました。担当者がシカゴの真宗寺院における出会いと北米における布教経験に関する話を交えながら、各回のまとめを行いました。
発表会

担当者としては、今後、学んだことをより発展させるためには、このリモート講義で得た知識を自分で調べ、自ら課題を見つけ、自身で意見できるようにするのが非常に大切と考えます。そのような学びによって、更なる関心が湧き出ると考えられます。リモート講義で話されていたように、「浄土真宗を通して社会問題を取り上げていく」ということも可能になっていくのです。そのようなことを学生に期待できる発表会となりました。