海外研修プログラム報告

2018語学研修【中国文化事情・実践中国語2(首都師範大学短期中国語研修)】

概要

日程 2018年8月25日(土)~9月15日(土)21日間
参加数 13名(引率1名)
主な研修地 首都師範大学にて語学研修、
その他週末の日帰り旅行実施(万里の長城、明の十三陵、天壇、故宮などの市内・郊外の名所旧跡) 

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研修報告

今年度の語学研修は2013年度以来、5年ぶりの実施でした。首都師範大学は本学の協定校であり、20年以上の友好交流をしてきました。実施にあたり、首都師範大学は全力をもって、歓迎してくれました。冷蔵庫の使用料、wi-fiの使用料及び引率者費用の免除を特別優遇措置として提供いただきました。

中国語の授業は月曜日から金曜日まで、午前中のみであり、朝8時半から、一コマ90分、合計二コマです。二人の教員により、文法、発音、読み書きと練習を相互的に分担されています。毎週の水曜日の午後に文化の授業があり、今年度は太極拳と書道の授業を受講しました。

留学生寮はホテル形式のビルディングである。学生寮の入り口に警備員が配置されており、ルームカードをタッチすることでエレベーターが乗降するしっかりしたセキュリティが敷かれています。留学生寮にATMやレストランと売店があり、一行は滞在中に快適に過ごすことができました。

週末に日本の旅行社に二回ほど日帰り旅行を手配してもらいました。一回目は市内の世界遺産を中心に、天安門、故宮博物館、前門大街、天壇公園を回りました。二回目は郊外にある万里の長城、明の十三陵、頤和園に行ってきた。郊外のへの観光は、旅行社にあらかじめ手配してもらったおかげで、能率良く回ることができました。旅行の合間に北京の名物料理—北京ダックとかショウロンポーなどに舌鼓を打つことができたことも学生たちから好評を得ました。

健康面においても、まったくトラブルはなかったです。今回の実施はもっとも暑い時期をずらし、初秋の北京は大変快適でしのぎやすかったです。なお、冷蔵庫を各部屋に入れてもらったこともあり、食品の鮮度を保ち、健康管理ができることにつながりました。

滞在中に首都師範大学外国語学院日本語科の1回生、2回生及び大学院の学生と日中学生交流を行いました。初めての試みでしたが、日中の学生は歌を歌ったり、ゲームをやったり、歓談し、笑い声は絶えることがなく、盛り上がりました。この会が終了してからも、両国の学生は友達になり、放課後に会って、出かけたりしました。このような取り組みは今後も是非とも継続していきたいです。

語学研修は無事に終了しました。研修実施するまでは中国行きに対して、不安に感じ、偏見を持った学生は少なくありませんでした。しかし、実地体験を通じて、特に地元の中国人や中国の学生に触れることによって、考え方の変化が現れました。学生全員が中国文化に興味を持つようになったばかりでなく、長期留学を希望する学生さえ出てきました。
北京語学研修の成果を生かし、次年度の台湾語研修の成功につながり、今後は中華社会への活躍を期待したいです。      
                                      

【李 青(中国現代文学・中国語)】