長年、女子寮として運営してまいりました自灯学寮については、近年の入寮希望者の減少等により、2025年度寮生の募集を休止することといたしました。
入寮を検討されていた方には、申し訳ございませんが、ご了承くださいますようお願いいたします。

学寮の概要

「本務遂行、相互敬愛、及び人格純真の三条に心をよせ、各自純真の人間となっていたゞきたいのである。諸子の学問及び人格の完成が、また本学の完成である。」と、第三代学長の佐々木月樵は「大谷大学樹立の精神」で述べています。

大谷大学の学寮は、この三条の下に宗教的人格の陶冶を形成する具体的施設として設置されたものです。その意味で、学寮は単なる厚生施設としての学生寮ではなく、仏教精神に基づいて共に学びながら生活する場となっています。したがって、学寮生活では、朝夕の勤行をはじめとして、宗教行事が基本となり、また、大学で催される各種の宗教行事への参加が求められています。

学寮の種類

※在寮期間は共に1年間です。
※出願は学部の新入生(第1学年)に限ります。

貫練学寮【男子】

男子寮である貫練学寮は自然に囲まれた高台にあり、 近くには新大宮商店街や上賀茂神社があります。

定 員 20名
通 学 市バス「山ノ前町」より大学まで約15分
 
貫練学寮(左:外観/右:屋上)

自灯学寮【女子】 ※2025年度寮生の募集は休止します。

女子寮である自灯学寮は北山通りを中心とした閑静な住宅街、松ヶ崎にあります。

定 員 16名
通 学 地下鉄烏丸線「松ヶ崎駅」より大学まで約5分

自灯学寮(左:外観/右:正門)

費用(貫練学寮/自灯学寮)

費用(各学寮共通)

項目 費用 備考
入寮費 50,000円 入寮時のみ
寮舎費 18,000円/毎月 4月~翌年1月まで
光熱水費 18,000円/毎月 4月~翌年1月まで
食費 20,000円/毎月 4月~翌年1月まで

学寮の日常生活

学寮では、学寮長・寮監・第二学年の先輩委員(ピアサポーター)と共に過ごしながら、仏教精神を育みます。共同生活に必要なルールはありますが、実家を離れて学生生活をはじめるという時に、頼れるスタッフがいる生活は安心です。食事は調理スタッフが朝夕分をつくってくださいます。不安を解消し、安心してものごとにチャレンジできる環境といえます。自分の所属する学部・学科以外の学生と知り合うことができ、そうした仲間たちとの充実した時間は、何事にも代えがたい経験です。

これまで多くの寮生たちが、様々な出会いのなかで、思い出深い大学生活を過ごし、生涯の友を得てきました。学寮の共同生活を通して、大谷大学が大切にしてきた教育の願いに触れることは大きな意義のあることでしょう。
自灯学寮:食堂  /  寮生部屋の収納

学寮の行事・イベント

学寮の行事・イベントを紹介します。

※内容は一部中止または変更となる可能性があります。

4~5月

  • 入寮式
    入学宣誓式と同日に二学寮合同の入寮式を挙行します。
    合同入寮式では、入寮の宣誓を学寮生が行います。
  • 防災教育
    各学寮へ消防署をお招きし、災害が起きた時の行動確認や消火器の使い方、応急担架の作り方などを学びます。
  • 前期声明講習(~7月)
    真宗大谷派宗務所本廟部から講師をお招きし、学寮生活の中心となっている大谷派の声明の基礎を学びます。
    貫練学寮では8回実施します。 
入寮式

6月


  • 普通救命講習会
 消防署をお招きして、心肺蘇生法やAEDの使用方法を合同で学びます。

7~9月

7月

  • 前期寮内講演会
    本学教員を講師として各学寮へお招きし、学寮生が希望した講題で講演していただきます。

8月

<夏期休暇期間中は閉寮します。>

9月

  • 後期声明講習(~11月)
    学寮報恩講に向けて、大谷派の声明の指導を受けます。
    貫練学寮では10回実施します。 
寮内講演会 / 後期声明講習

11月


  • 学園祭出店
 本学学園祭で模擬店を出店します。学寮生が一丸となって模擬店の準備や当日の調理、販売などを行います。
学園祭出店

12~1月

12月

  • 学寮報恩講
    各学寮で、報恩講(宗祖親鸞聖人に対する報恩謝徳のために営まれる法要)を開催します。
    司会、受付、接待、出仕、感話などすべて学寮生が企画・運営します。
    また、その後のお斎では、お招きした方々とこれまでの学寮生活を振り返ります。

1月

  • 卒寮式
    合同で卒寮式を開催します。学生部長、学寮長にご挨拶いただき、最後に寮歌を斉唱します。
学寮報恩講 / 卒寮式 

大谷大学 貫練学寮(男子寮)/自灯学寮(女子寮)寮生活紹介ムービー

大谷大学 貫練学寮(男子寮)/自灯学寮(女子寮)施設紹介ムービー

寮内活動紹介(スタッフより)

学寮長 藤原 正寿

貫練学寮という名前が示すとおり、ここは単に共同生活を送るだけの学生寮ではありません。かといって、学がついているから勉強ばかりするところという場所でもありません。仲間と共に生活すること自体が、人生にとって大切な学びであることを確かめる場が貫練学寮なのです。

貫練学寮寮監 中原 大貴

この学寮には学部、学科問わずさまざまな学生が生活しています。学寮では、人との縁の大切さ、そして、みんなと協力することの楽しさを経験できます。寮生活は1人ではありません。同じ寮の仲間がいます。辛いこと、楽しいことも、仲間と一緒に分かち合うことができます。
寮監とは寮生活を有意義にするためのサポートをする役割です。1年間という短い時間の中で、寮生活を通して、寮に入って良かったと思って貰えるように共に成長できればと思っています。

貫練学寮寮監 藤永 樹心

学寮生活は、日々の勤行や、共同生活を送るために様々なルールがあり、一人暮らしと違い不自由な面もあると思います。しかし、学寮だからこそ得られる経験が沢山あります。自分とは違う価値観を持った人が各地から集まり、共同生活をする上で、時にはぶつかることもあるかもしれません。けれど、その中で人と関わることの大切さを学ぶことは、必ず皆さんの成長に繋がると思います。それは私たち寮監も同じです。皆さんの生活をサポートしながら、共に学んでいきたいです。

お問い合わせ先

学生支援部 学生支援課 寮務担当

【受付時間】
月曜日~金曜日 9:00~13:00、14:00~17:00
※土・日・祝日および大学で定める休業日を除く。

  • 学生支援課
  • TEL
    075-411-8119
  • 住所
    〒603-8143
    京都市北区小山上総町