大学院特別セミナー 概要

本学ならではの資産である仏教学研究の蓄積と成果をもとに、仏教学・人文科学・社会科学の学術研究の高度化と国際交流を図るため、本大学院では、世界の第一線で活躍する学者を客員教授として招き、特別セミナーを開講しています。また、セミナー開講にあたっては、客員教授の補佐として、本学の教員が開講テーマに基づいた文献研究を担当し、セミナーの準備・指導にあたっています。世界最高水準の研究に触れることのできるこのセミナーは、国際的学術交流の場として役立っており、また、他大学の研究者や大学院生にも開放されていることから、広く日本中の研究者間の学術交流にも貢献しています。これまで、アメリカ・ドイツ・中国・ニュージーランド・フランス等、世界各地からの客員教授により特別セミナーを開講してきました。 

大学院特別セミナー 一覧

2023年度 客員教授/下田 正弘(武蔵野大学/東京大学)
     「大乗仏教」をめぐる歴史と解釈
     —聖典としての仏教—
2011年度 客員教授/JAMES C.DOBBINS(オバーリン大学)
     宗教学的アプローチによる真宗研究
     —宗教研究における現代的諸問題—
2010年度 客員教授/JAMES C.DOBBINS(オバーリン大学)
     宗教学的アプローチによる真宗研究
     —古典的宗教理論と近代真宗—
2008年度 客員教授/GERHARD M. MARTIN(マールブルク大学)
     “私”を超え出てゆくこと:実存神学の中心的テーマについて
     —浄土真宗との対話のなかで—
2007年度 客員教授/GERHARD M. MARTIN(マールブルク大学)
     西洋の様々な宗教の伝統における空間と時間の見方
2006年度 客員教授/HARTMUT O. ROTERMUND(ミシガン大学)
     欧日文化交流の諸問題-19世紀末「内地雑居論」の現代性を探る-
2004年度 客員教授/HARTMUT O. ROTERMUND(フランス国立高等研究院)
     明治期日本に於ける西洋人のイメージ-内地雑居論を通して見る
2002年度 客員教授/羅 宗強(南開大学)
     唐代文学思想の変遷
2001年度 客員教授/RICHARD RORTY(スタンフォード大学)
     宗教から哲学を経て文芸へ-西洋知識人のたどった道
2000年度 客員教授/羅 宗強(南開大学)
     玄学と魏晋士大夫の精神
1999年度 客員教授/THOMAS P. KASULIS(オハイオ州立大学)
    21世紀の哲学としての真宗

客員教授/RICHARD RORTY(スタンフォード大学)
     西洋哲学の伝統とプラグマティズム
1997年度 客員教授/GREGORY SCHOPEN(テキサス大学)
    いわゆる「大乗の時代」のインドにおける僧院仏教

客員教授/THOMAS P. KASULIS(オハイオ州立大学)
     21世紀の哲学としての真宗
1996年度 客員教授/MICHAEL PYE(マールブルク大学)
     比較宗教学;宗教の形態と実質

客員教授/GREGORY SCHOPEN(テキサス大学)
    いわゆる「大乗の時代」のインドにおける僧院仏教
1995年度 客員教授/MICHAEL PYE(マールブルク大学)
     宗教における伝統、革新、反省
1994年度 客員教授/PAUL HARRISON(カンタベリー大学)
    初中期大乗仏教の研究:『仏説内蔵百宝経』

客員教授/LUIS O. GOMEZ(ミシガン大学)
    仏教と仏教研究における権威の源泉

客員教授/HERMAN OOMS(カリフォルニア大学)
     「徳川時代の村落実践」の研究-ブルデュー理論と歴史学-
1993年度 客員教授/LUIS O.GOMEZ(ミシガン大学)
    仏教と仏教研究における権威の源泉

客員教授/HERMAN OOMS(カリフォルニア州立大学)
     『徳川イデオロギー』研究
1992年度 客員教授/PAUL HARRISON(カンタベリー大学)
     大乗経典の文献研究