2024年度特別展
美と用の煌めき -東本願寺旧蔵とゆかりの品々-

INFORMATION

  • 日程
  • 時間

    10:00~17:00(入場受付は16:30まで)

  • 会場
    大谷大学博物館
  • 参加費
    一般・大学生 500円

開催にあたって

東西に分立した、江戸時代当初の東本願寺における画事は、狩野派から分かれた京狩野派の祖狩野山楽(1559~1635)、二代山雪(1590~1651)、そして三代永納(1631~97)、四代永敬(1662~1702)らがになったと記録に残ります。
 しかし、その後の東本願寺に伝来した作品を見ると、京都画壇のみならず、狩野探幽ら江戸の狩野派や、近代では院展作家の作品も含まれ、また絵画のみならず工芸分野にもすぐれた作品の数々を所蔵していたことがわかります。

 本展では、その様相を、第一章 歴代のディレクションと東本願寺絵所、第二章 歴代の手ずから、第三章 近世・近代の東本願寺什物から、の3つの章で紹介します。
 第一章では東本願寺の歴史に大きく関わる作品を、第二章では歴代自らによる、あるいはその意向を反映して制作された作品を、第三章ではかつての東本願寺が所蔵した近世・近代の巨匠たちの作品を中心にご覧いただきます。

 本展を通じて、かつての東本願寺をとりまいた美術品制作と伝世の環境に、思いをはせていただくことができたら幸いです。

 

主な展示予定作品

 
資料名 員数 時代 所蔵 展示期間
相撲図絵巻 1巻 桃山~江戸時代(17世紀) 相撲博物館 10月8日~11月28日(巻替えあり)
九条家代々御影 1巻 江戸時代(17世紀) 個人 10月8日~11月28日(巻替えあり)
花鳥図 2幅 江戸時代(17世紀末~18世紀初) 大谷大学博物館 10月8日~11月28日
蛭子図 1幅 江戸時代(18世紀) 大谷大学博物館 10月8日~11月28日
利休居士像 1幅 文久2年(1862) 蓮成寺(大谷派) 10月8日~11月28日
【重要文化財】大谷派本願寺什宝物目録(写) 1冊 明治12年(1879)  京都府立京都学・
歴彩館 
 10月8日~11月28日(頁替えあり)
観音双龍図 3幅 寛文10年(1670) 個人 10月8日~11月28日
黄初平図 1幅 江戸時代(18世紀) 個人 10月8日~11月28日
春秋花鳥図 6曲1双 江戸時代(19世紀) 真宗大谷派
(東本願寺)
10月8日~11月28日(前期:右隻、
 後期:左隻)
東山暁色図 1幅 大正末(20世紀) 滋賀県立美術館 10月8日~11月28日
古今撰者之図 1幅 江戸時代(18世紀) 真宗大谷派
(東本願寺)
10月8日~11月28日
雪柳雄鶏図 1幅 江戸時代(18世紀) 似鳥美術館 10月8日~11月28日
江戸図屏風 8曲1双 18~19世紀初 真宗大谷派
(東本願寺)
10月8日~11月28日(前期:右隻、
 後期:左隻)
日之出富士之図 1幅 文久 2年(1862) 個人
10月8日~11月28日

記念講演会

 「東本願寺コレクションの成立とその背景」
日時:10月19日(土)14:00~15:30
場所:響流館メディア・ホール
講師:國賀 由美子 氏(文学部歴史学科 教授 大谷大学博物館 学芸員)

「東本願寺大谷家蔵品売立について」
日時:11月2日(土)14:00~15:30
場所:響流館メディア・ホール
講師:青木 馨 氏(同朋大学仏教文化研究所客員所員、真宗大谷派蓮成寺住職)

主な展示予定作品画像

  • 会期
     2024年10月8日(火)~11月28日(木)
  • 開館時間
     10:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 観覧料
    一般・大学生 500円
  • 休館日
    日・月・祝日
    ※ただし、10/21(月)、11/10(日)、11/24(日)、11/25(月)は開館
  • 備考
    • 本館には駐車場がありません。
      ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。
      ただし、身障者用の車の場合は事前にご連絡ください。
  • 無料対象
     以下の方々は、無料とさせていただきますので、受付にお申し出ください。

    • 本学学生・同窓生・教職員
    • 下記の手帳、証明書をご提示いただける方↓
    • 障がい者手帳をお持ちの方および介助者の方(1名まで)
    • 70歳以上の方