真宗総合研究所東京分室 公開研究会
「⽯牟礼道⼦の⾔葉と⾏為」

INFORMATION
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- 日程
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- 時間
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15:00~17:30
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- 会場
- 親鸞仏教センター3F 講堂
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- 参加費
- 無料
対面にて実施いたします。(Zoomウェビナーでの配信もいたします)
標記の公開研究会を以下の通り開催します。
なお、本研究会は対面・オンライン(Zoomウェビナー)のハイブリット方式にて実施いたします。
公開研究会概要
この研究会は、水俣病事件を告発した『苦海浄土』で知られる石牟礼道子について、九州大学教授の飯嶋秀治先生をお招きし、講義とディスカッションを行う公開研究会です。大谷大学真宗総合研究所東京分室は、社会において宗教はどのような役割を担ってきたのかを明らかにする課題を有しています。水俣病事件のような現在も続く公害事件において、宗教はどのような役割を担ってきたのか、あるいはその使命を果たせなかったのか、このような問題に光を当てます。
そこで今回、特に石牟礼道子(1927–2018)を取りあげます。石牟礼道子は、水俣病事件と宗教の関係について言及し、水俣病事件の告発において宗教的な要素を取りいれてきました。具体的には、水俣病対策市民会議の発足に際して「宗教家はひとりもはいってこない」と回顧し、水俣病事件の告発運動で象徴的な、白装束、そして「怨」の吹き流しを提案したと言われています。
石牟礼はこのように、水俣病事件と宗教を考える上で重要な人物です。飯嶋先生は、『自前の思想——時代と社会に応答するフィールドワーク』(2020、京都大学出版会)や『模索する現代——昭和後期〜平成期(近代日本宗教史 第六巻)』(2021、春秋社)に所収の論文などで、石牟礼道子についての考察を発表されています。
今回、水俣病事件に直面した石牟礼道子が何を語り、いかに行動したのか、そして、その意味について考える場にしたいと思います。ご関心のある方はどうぞご参加ください。
関連資料
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- 開催日時
- 2025年3月10日(月)15:00~17:30
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- 場所
- 親鸞仏教センター3F 講堂
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- 定員
- オンライン参加は定員なし。対面参加のみ20名まで。
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- 参加費
- 無料
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- 講 師
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飯嶋 秀治(九州⼤学教授)
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- 実施方法
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本研究会は対面形式にて実施いたします。Zoomウェビナーでの配信もいたします。