標記の講演会を下記の通り開催します。
皆さまのご来聴をお待ちいたしております。
タイムスケジュール
12:30 | 開場 |
---|---|
13:00 | 開会の辞 |
13:10 |
|
14:30 | 休憩 |
14:40 |
|
16:00 | 閉会の辞 |
16:10 | 終了(予定) |
【講演】皇帝聖武と沙弥勝満(13:10~)
天平時代を象徴する聖武天皇は、国分二寺建立や盧舎那大仏造立などの仏教興隆により国家を安定させようとしたとされる。しかし、仏教への思いは、単に政策上だけでなく、自ら出家にいたるほど篤い仏教信仰があった。天皇として政治にあたった聖武を仏教信仰に駆り立てたものは何であったのか。その一端をうかがってみたい。
講師紹介
宮﨑 健司 氏(大谷大学教授 日本古代史)兵庫県生まれ。大谷大学大学院文学研究科単位取得退学。博士(文学)。花園大学非常勤講師を経て、1991年に大谷大学専任講師。2007年大谷大学教授、現在に至る。社会と宗教の関係を通し奈良時代から平安時代前期の時代を浮き彫りにしたいと考えている。現在は、正倉院文書を素材に、奈良時代の写経事業などをめぐる政治史や仏教史の研究に取り組むと共に、文書の分析による律令国家の行政システム検討をも目指している。編著書に『日本古代の写経と社会』(塙書房,2006年)、『仏法東漸—仏教の典籍と美術』(共編,京都仏教各宗学校連合会,2015年)、『仏法東帰—大仏開眼へのみち』(共編,大谷大学博物館,2022年)などがある。
【講演】日本の中世社会をどのように考えるのか?(14:40~)
日本の中世という時代や社会をいかに理解すれば良いのか。この問いは意外に難しい。古代・近世には比較的強力な権力や政治秩序が存在したが、その間にある中世の権力構造はやや脆弱で、それは分権的で多元的な社会の現実に規定されていた。多様な中世社会の実態を総体としていかにバランスよく論じるのかが問われている。
講師紹介
上島 享 氏(京都大学大学院文学研究科教授 日本中世史・日本宗教史)
1964年、京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。京都府立大学文学部講師・准教授を経て、現在、京都大学大学院文学研究科教授。日本における中世社会の形成について、政治・社会経済・宗教文化の側面から考えてきた。鎌倉後期・南北朝期以降の中世社会の変容にも関心をもって研究を進めている。主著『日本中世社会の形成と王権』(名古屋大学出版会,2010年)で第33回角川源義賞(歴史部門)を受賞。共編著に『日本宗教史1 日本宗教史を問い直す』(吉川弘文館,2020年)、『日本宗教史2 世界のなかの日本宗教』(吉川弘文館,2021年)、『論点・日本史学』(ミネルヴァ書房,2022年)などがある。お問い合わせ先
大谷学会 E-mail:o-gakkai■otani.ac.jp
※■を@にかえてご送信ください
ご来場にあたってのお願い
- 開催が縮小ないし中止となる場合がありますので、ご来聴前に大谷大学ホームページ等でのご確認をお願いいたします。
- 駐車場・駐輪場はございませんので、公共交通機関のご利用をお願いいたします。
- 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご入場に際しては大谷大学が定めるルールの厳守をお願いいたします。
- 座席数(340)に達した場合は、入場をお断りすることがあります。
-
- 開催日時
- 2023年5月26日(金)13:00~16:10
-
- 場所
- 大谷大学 講堂
-
- 参加費
- 無料
-
- 主 催
-
大谷学会
-
- 講 師
-
宮﨑 健司 氏(大谷大学教授 日本古代史)
上島 享 氏(京都大学大学院文学研究科教授 日本中世史・日本宗教史)
-
- 備 考
-
- 開催が縮小ないし中止となる場合がありますので、ご来聴の前には大谷大学ホームページ等でのご確認をお願いいたします。
- 駐車場・駐輪場はございませんので、公共交通機関のご利用をお願いいたします。
- 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、ご入場に際しては大谷大学が定めるルールの厳守をお願いいたします。
- 座席数(340)に達した場合は、入場をお断りすることがあります。