学術研究

2023年度特定研究/「大谷大学樹立の精神」100年

2023年度研究体制

 
研究名 「大谷大学樹立の精神」100年
研究課題 佐々木月樵が「大谷大学樹立の精神」に込めた願いとその背景を尋ねる
研究代表者 学長 一楽 真
研究組織 <研究員>
  • 西本 祐攝(准教授・真宗学)
  • 大艸 啓(講師・日本古代学)
  • 戸次 顕彰(講師・仏教学)

<研究補助員(RA)>
  • 英 貴志(博士後期課程第1学年)

研究意義・目的

大谷大学は1922年に大学令による大学として認可された。第3代学長に就任した佐々木月樵は1925年の入学宣誓式において「大谷大学樹立の精神」を述べる。この言葉は初代学長の清沢満之の「真宗大学開校の辞」と併せて、本学の建学の精神として位置づけられている。
佐々木月樵の著作に関しては『佐々木月樵全集』(全6巻)にまとめられているが、そこに収載されているものは著作などのごく一部であり、論文やエッセイ等の収載されていないものが多く残されている。また、「樹立の精神」には欧米の大学の様子も記されているが、これは佐々木が実際にヨーロッパ及びアメリカの教育事情を視察してきたことによる。その背景があって「樹立の精神」は出てきている。
2025年には「大谷大学樹立の精神」が発表されてからちょうど100周年となる。100年を迎えるにあたり、「大谷大学樹立の精神」に込められた佐々木月樵の願いをあらためて確かめたい。

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