専門分野

宗教社会学

研究テーマ

人の死に際して宗教はいかなる役割を果たすことができるのでしょうか。現代日本においては、僧侶の関与しない葬儀も増えつつあります。そうした状況下で、僧侶は葬儀における自らの役割をどのように認識しているのか、また葬祭業者や遺族は僧侶の関与をどのように捉えているのかを明らかにすることで、弔いにおける宗教者の役割を考察しています。

所属学会

「宗教と社会」学会、日本宗教学会、関西社会学会

経歴

2017年3月 京都府立大学公共政策学部福祉社会学科 卒業
2018年4月 国立歴史民俗博物館・特別共同利用研究員(2020年3月まで)
2019年3月 大谷大学大学院修士課程社会学専攻 修了
2022年3月 同博士後期課程社会学専攻 修了 博士(文学)取得
2022年4月 現職
2023年4月 日本体育大学体育学部 非常勤講師

研究業績

●学位請求論文
「現代日本の葬送儀礼に関する宗教社会学的研究—僧侶介在の意味に注目して—」(大谷大学大学院文学研究科、2022年) 
●主要論文
「地方寺院の僧侶による葬儀実践の模索—法話に注目して—」(『宗教と社会』第27号、「宗教と社会」学会、2021年)
「岐阜県西濃地域周辺における葬送儀礼の現状と僧侶の役割—聞き取り調査の結果から—」(『大谷大学大学院研究紀要』第38号、大谷大学大学院、2022年)
「弔いにおける死者と生者—『客体に留まらない死者』を視点に—」(『哲學論集』第69号、大谷大学哲学会、2023年)