専門分野

宗教学、宗教民俗学

研究テーマ

現代東アジアにおける胎児の生命観変遷にまつわる宗教現象の比較研究。具体的には「水子供養」をはじめとする夭逝した胎児のいのちを弔う儀礼及び、胎児の生命尊重を唱える「プロライフ運動」の二つの主題を軸に、研究を進んでいます。

所属学会

日本宗教学会、日本民俗学会、日本台湾学会、東アジア恠異学会、女性民俗学研究会、東北民俗の会 ほか

経歴

1988年生まれ。(台湾)国立交通大学客家学院、コミュニケーション・アンド・テクノロジー学科卒業。2013年来日。2020年、東北大学大学院文学研究科人間科学専攻宗教学専攻分野 博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員(DC1)、中央研究院民族学研究所訪問学員、国際日本文化研究センター特別共同利用研究員、東北大学文学研究科専門研究員を経て、2021年4月から現職。

研究業績

学位請求論文
「水子供養と嬰霊慰霊 ——現代〈民間信仰〉の日台比較研究——」東北大学文学研究科博士論文、2020年3月提出。

主要な研究論文
「台湾における嬰霊慰霊について」『東北宗教学』(10)、pp63-88、2014年。
 「三居沢不動における水子供養の成立と展開」『東北民俗』 (49)、pp 51-60 2015年。
「台湾における「嬰霊」の遡源 : 龍湖宮を手がかりに」『論集』 (44)、pp 62-42、2017年。
「當代臺灣嬰靈信仰的發展與道教血湖超度儀式的演繹」丁仁傑編『道教復興與當代社會生活:劉枝萬先生紀念論文集』中央研究院民族学研究所出版、pp 309-372、2020年。