専門分野

宗教社会学、「移民と宗教」研究

研究テーマ

戦前から戦後にかけて日本で設立された在日コリアンのためのプロテスタント教会(在日コリアン教会)を対象に、教会内のコリアンの多様化(世代交代、本国からの新移民の参与)に対して、どのように対処してきたのか、
特に誰のためのどのような教会を目指して、組織運営を行ってきたのかを明らかにすることによって、移住者が中心となる宗教組織の継承/変容の諸相を探っています。

所属学会

「宗教と社会」学会、日本社会学会、日本宗教学会、韓国・朝鮮文化研究会、島嶼コミュニティ学会 ほか

経歴

1989年生まれ。東洋大学社会学部社会学科卒業。
同大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程修了。博士(社会学)。
現在、大谷大学真宗総合研究所東京分室PD研究員および東洋大学、日本体育大学、共愛学園前橋国際大学

研究業績

学位請求論文
  • 「在日コリアン教会の歴史的展開に関する社会学的研究 —エスニック・チャーチの継承/変容に注目して—」(博士論文)、2020年
 
共著
  • 高橋典史・白波瀬達也・星野壮編著『現代日本の宗教と多文化共生—移民と地域社会の関係性を探る—』明石書店、2018年
 
主要論文
  • 「エスニック・チャーチとしての存続と葛藤—戦後期における在日大韓基督教会を事例に—」『東洋大学大学院紀要』53、pp.1-21、 2017年
  • 「韓国系キリスト教会におけるエスニシティの多様化と組織的変容—新旧のコリアンの関係性を中心に—」『宗教と社会』22、pp.17-31、2016年
  • 「韓国系キリスト教会における国際結婚夫婦の信仰—宗教的プログラムの影響に注目して—」『次世代人文社会研究』12、pp.199-217、2016年