専門分野

生命倫理学

研究テーマ

東アジア、とりわけ日本、台湾、韓国、香港など儒教文化圏における終末期医療の法制化と倫理について比較研究しております。
それぞれの国・地域において、終末期医療の制度がどのように既存の死生観、宗教観に順応し、独自な発展をたどり着いたその過程を考察しております。

所属学会

日本生命倫理学会

経歴

1982年台湾・台北生まれ。国立台湾大学文学部卒業後、オランダに留学し、国立台湾大学国家発展研究所、農芸研究所で研究助手を経て、2010年に来日。
2013年に日本学術振興会・特別研究員（DC2）、2016年に立命館大学衣笠総合研究機構・専門研究員を経て、2019年4月から現職。

研究業績

主要論文
  • 「台湾における終末期医療の法と倫理ー「患者自主権利法」の成立と「善終」概念の変遷ー」『死生学・応用倫理研究』(24)58-69、2019年3月
  • 「台湾における終末期医療の議論と「善終」の法制化－「安寧緩和医療法」から「病人自主権利法」へ－」『生命倫理』27(1)113-121、2017年9月
  • 「台湾における病院死の作法としての「助念」と葬送儀礼をめぐる制度化」『コア・エシックス』(12) 145-155、2016年3月
  • 「台湾における終末期医療の法と倫理ー終末期退院の慣行と「安寧緩和医療法」をめぐる判決を手掛かりにー」『コア・エシックス』(11)123-134、2015年3月
  • "Patients' Self-Determination Revisited: a Legal, Medical-Sociological and Ethical Examination of Patients' Autonomy in End-of-Life Care" Applied Ethics pp. 76-83, 2014
  • 「台湾における終末期医療の議論と「自然死」の法制化ー終末期退院の慣行から安寧緩和医療法へー」『生命倫理』23(1)115-124、2013年9月