教育目標/入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシーAP)

文学部/学科の目標・学科が求める学生像

真宗学科

学科の目標(学則)

真宗学科は、釈尊の教説や親鸞の著作などに依り、自己を問い、人間を問うとともに、親鸞思想とその思想的背景の研究を進め、仏教精神に基づく豊かな人物の養成をめざす。

学科の目標(解説)

人間にとっての真実とは何か、他者と関わりながらどのように生きるべきか、親鸞を中心に、同様の課題を持つさまざまな思想を研究することを通して、現代社会における人間のあり方を探究し、広く国際社会に視野を開いて生きていく人物の育成をめざします。

学科が求める学生像

  1. 人間にとっての真実とは何かという問いに向き合い、自分自身の課題として、人間を探究する意欲を持っている。
  2. 高等学校までに修得すべき国語の基礎学力を備え、真宗の教えや歴史に関する文献を粘り強く読解しようとする態度を持っている。
  3. 日本と世界における諸問題に関心を持ち、共に生きる社会の創造をめざして、考察する態度を持っている。 

仏教学科

学科の目標(学則)

仏教学科は、仏教の専門的な知見を通して深く人間を理解し、現代社会のさまざまな問題の根底に存在する課題を見抜いて、他とともに生きようとする人物の養成をめざす。

学科の目標(解説)

アジアの宗教と文化の基礎となった仏教を通して、現代社会が抱えるさまざまな問題の根底にある人間の課題を見つめ、それらを自分自身の課題としながら他者と共に生きることを願う人物の育成をめざします。

学科が求める学生像

  1. インド、チベット、スリランカ、タイ、中国、韓国朝鮮、日本などアジア諸国に拡がった仏教の思想・歴史・文化や、仏教と現代社会との関わりについての興味と学習意欲を有している。 
  2. 仏典を読解し、参考資料を理解する上で必要な総合的な日本語能力や外国語能力を持ち、仏教の歴史の背景となっている世界史と日本史の基本的な知識を有している。
  3. 本学科での授業に意欲的に出席し、卒業に必要な単位を修得し、学問としての仏教についての卒業論文を完成させようという強い意志と実行力を有している。 

哲学科

学科の目標(学則)

哲学科は、人間や世界にかかわる根本的な問題を東西の思想伝統を踏まえつつ考究し、多様かつ柔軟な視点と論理的思考力を培い、現代の諸問題に対処することのできる人物の養成をめざす。

学科の目標(解説)

「人間とは何か」「よく生きるとはどういうことか」「人間と世界を超えるものがあるのか」といった人間や世界に関わる根本的な問題を東西の思想的な伝統を踏まえながら論理的に考察し、現代の諸問題に対応することのできる人物の育成をめざします。

学科が求める学生像

  1. 高等学校までに修得すべき十分な基礎学力を持ち、とくに英語に関しては外国語文献を読むための充実した力を有している。
  2. 人間の認識や世界のあり方、心理、倫理、宗教といった哲学的諸問題を粘り強く論じる論理的思考力と、自分の考えを的確に表現する文章力を身につけている。
  3. 私たちを取り巻くさまざまな問題に関心を持ち、他人と意見を交わしながら自分の考えを客観的に見直し、その考えを発言し、深めていくことに強い意欲を持っている。
  4. 本学科のカリキュラムを十分に理解し、学ぶ目的をはっきり持っている。 

歴史学科

学科の目標(学則)

歴史学科は、日本と世界の歴史及びそれと不可分な諸宗教・思想、とくに仏教を対象とした歴史学研究を通じて、現代社会で直面するさまざまな課題を多角的かつ的確に分析し、それに対処しうる人物の養成をめざす。

学科の目標(解説)

日本と世界の歴史を、人々の生活と深く関わる諸宗教(とくに仏教)や思想を視野に入れながら研究を進めます。文献の読解や文化財の調査などから集めた情報に基づいて過去を再構築する歴史学研究を通して、多くの情報を分析して課題について考えていく力を養っていきます。

学科が求める学生像

高等学校までに修得すべき基礎学力を身につけ、歴史に関する基礎知識と本学科で学ぶ目的意識を有している。そのうえで、日本と世界の歴史と文化に深い関心を持ち、文献を読み、史跡を訪ね、文化財を調査するなど歴史学の方法を学び、現代社会を的確に分析する力を身につけようとする強い意欲を持っている。 

文学科

学科の目標(学則)

文学科は、日本と中国の言葉や文学を研究対象とし、テキストの精読・分析・創出を通して言語感覚の錬磨と多様な知識の修得に励み、人間と社会への理解力及び洞察力を持った人物の養成をめざす。

学科の目標(解説)

どのような言葉で自分を伝えるか、どのように言葉を読んで他者を理解するか、現代の小説、古典の物語、中国の書物などさまざまな言葉に向き合い、さらに言葉の宝庫である図書館について学ぶことによって、書物と言葉のエキスパートの育成をめざします。

学科が求める学生像

  1. 高等学校までに修得すべき、国語の基礎学力を持っている。
  2. 日本と中国の文学をはじめとする小説・詩歌・戯曲など、言葉によって表現されたものに興味があり、それらについて考え、討論することに関心がある。
  3. われわれとはどのような存在か、言葉とどのような関係を結んでいるかを、文学作品から読み取ろうとする姿勢を持っている。
  4. 自分の感じたこと考えたことを言葉にして表現することに関心があり、小説や詩を書いてみたいと考えている。