Students'Voices
学生インタビュー2025年度#04

更新日:2025年12月12日

山中 さくらさん

教員になる夢を追って。子どもたちに寄りそう数学教員になりたい

教育学部 初等教育コース 第1学年

山中 さくら さん

「私がこれまで出会ってきた素敵な先生方のように、子どもたちに良い影響を与えられるような教員になるのが目標です」と目を輝かせる教育学部 初等教育コース1年の山中さくらさん。大谷大学の特徴である実践的な学びを通して彼女が感じた、これからの教育とは?

※記事に記載している情報は、取材当時(2025年9月)のものです。

Students'Voices
学生インタビュー2025年度#04

更新日:2025年12月12日

教育学部
初等教育コース 第1学年

山中 さくら さん

教員になる夢を追って。子どもたちに寄りそう数学教員になりたい

「私がこれまで出会ってきた素敵な先生方のように、子どもたちに良い影響を与えられるような教員になるのが目標です」と目を輝かせる教育学部 初等教育コース1年の山中さくらさん。大谷大学の特徴である実践的な学びを通して彼女が感じた、これからの教育とは?

※記事に記載している情報は、取材当時(2025年9月)のものです。

大谷大学館内

少人数制で学べる安心感に
惹かれて選んだ大谷大学

振り返ると、小学生の頃から教員という仕事に憧れを抱いていました。私は小学校・中学校・高校と、ずっと担任の先生に恵まれ、その時々で恩師と呼べる素敵な方々と出会いました。将来、どんな仕事をするかを考えたときに理想像として思い浮かんだのは、そうした先生方の姿です。勉強のおもしろさを教えてくださり、何でも相談でき、行事で一緒になって喜んだり悔しがったりしてくれた先生方のように、私も子どもたちに良い影響を与えられるような存在になりたいと思い、教育学部に進むことを決めました。

大谷大学を選んだのも、実は高校時代の担任の先生に勧められたことが大きな理由です。私は幼い頃から好きな算数・数学を専攻したい気持ちを持っていましたが、一方で数学Ⅲを履修していなかったため、大学の授業についていく自信がありませんでした。でも、その担任の先生が「大谷大学なら、少人数制できめ細かく指導してもらえるからきっと大丈夫だよ」と後押ししてくださり、心が動いたんです。さらに大谷大学では私が入学する2025年度から、従来の小学校教員免許に加えて中学校・高等学校(数学)の教員免許が取得可能になる点も魅力に感じました。

教員に質問している様子
勉強中の様子

多くの人に支えられながら
学業に打ち込む毎日

全教科を広く指導する小学校教員と、科目に関するより専門的な知識が求められる中学・高校教員の両方の教員免許取得をめざす勉強は正直なところ、かなりハードです。どちらも必修科目が多く、それぞれの科目で課題も出されるので、慣れるまでは大変でした。でも、大谷大学では進路に応じて学生をサポートする体制が整っています。特に数学に関するサポートが手厚く、私は週に1回、数学担当の先生方に自由に質問できる「数学相談室」や、長期休暇中の補習授業に積極的に参加することで、入学前に抱いていた不安がすっかりなくなりました。履修科目の選択方法や進路のことなど、教職に関するさまざまな悩みを相談できる教職支援センターの存在も心強いです。いつもそばで私を見守り、支えてくださる先生や職員の方々には感謝しかありません。

ある日の学内でのスケジュール

  • 1限目(9:00〜10:30)
    授業[小学校教育学演習Ⅰ]
  • 2限目(10:40〜12:10)
    授業[人間学Ⅰ]
  • 3限目(13:00〜14:30)
    図書館で課題のレポート作成
  • 4限目(14:40〜16:10)
    ピアノレッスン室で練習
  • 5限目(16:20〜17:50)
    授業[解析学概論1]
実践体験活動演習

学校現場を理解することで
視野が広がっていく

1年生の前期から「実践体験活動演習(小)」という授業の一環で、実際の学校現場へ指導補助のボランティアに行けるのも大谷大学の魅力です。私は京都市内の小学校に出向きましたが、驚いたのは自分が小学生だった頃の教室風景とはまったく違って、子どもたちが1人1台タブレットを持ち、当たり前のように使いこなしていたことです。先生方は授業中、調べ学習や資料共有、アンケート、宿題の配信などにデジタルを活用する一方で、児童の間を歩いて、一人ひとりに目を配り、コミュニケーションを図っていました。単に知識を教えるのではなく、子どもたちが自ら考え、納得できる答えを探し出す後押しをされていたのです。活発で自分の意見をしっかり言える児童が多いなと感じたのも、そういう環境の影響なのでしょう。教育は進化するものであり、授業づくりや子どもたちとの関わり方も常にアップデートしていくことが重要だと実感した、貴重な経験となりました。

大谷大学に入学してまだ半年ほどですが、実践的な学びや一人ひとりをサポートしてくれる体制、同じ目標を持つ仲間との切磋琢磨によって、教員への志はますます高まっています。もともと好きだった数学が一段と好きになり、そのおもしろさと奥深さを伝えたい気持ちが強くなっているので、将来は中学校の数学教員の道に進むことも視野に入れています。恵まれたこの環境で努力を重ね、夢を叶えたいと思います。

私が大谷大学を好きな理由

大谷大学は京都市営地下鉄「北大路」駅から徒歩0分という、アクセス抜群の立地です。
私は比較的遠方から通学していることもあり、入学後、便利さを実感しました。
また、教育学部の教室棟は独立したつくりになっていて、
音楽室や図工室、理科室など、実際の学校現場を模した特別教室が充実しています。
将来、教員として授業をする自分の姿がイメージしやすく、モチベーションも上がりますね。
ピアノレッスン室も同じ建物内にあるので、空き時間によく利用しています。

ピアノを弾いている様子

後輩のみなさんへ

勉強への熱量が高く、みんなで一緒に成長していこうという考え方をする人が集まっているのが大谷大学のよいところだと感じています。和気あいあいとしたあたたかな雰囲気で、とても居心地がいいですね。学業と、スポーツや音楽などの趣味を両方追求している人も多く、彼らからいつも刺激をもらえます。そういう環境に少しでも共感していただけたら、ぜひ進路選択の候補に加えてください。

西田 朱里さん

プロフィール

教育学部 初等教育コース 第1学年

山中 さくら さん

滋賀県・滋賀県立八日市高校卒

自身が入学するタイミングで教育学部 初等教育コースに小学校教員免許(一種)に加え、新たに中学校・高等学校(数学)の教員免許(一種)が取得可能になった。以来、教職員のきめ細やかなサポートを受けながら、小学校+中学校・高校(数学)の教員免許取得をめざしている。