2026年度親鸞聖人御誕生会 厳修

木越学長挨拶

5月30日(土)午前10時より、本学講堂において「2026年度親鸞聖人御誕生会」を執り行いました。

開式後、学長の調声のもと全員で『正信偈』を唱和しました。その後、学長挨拶に続き、真城義麿 氏(真宗大谷派善照寺住職)による記念講演を拝聴しました。

記念講演「学びの場」

真城 義麿 氏(真宗大谷派善照寺住職)

真城先生の講演

真城先生は、大谷高校の3年間と、大谷大学、大学院の6年間とを合わせた9年間を大谷という学びの場に身をおかれました。講演の中では、京都での高校時代や大学での経験を中心に、先生がこれまでに学ばれた内容や出来事などをお話しいただきました。

真城先生は、大学卒業時に大学院進学を高校へご報告したところ、校長先生は「非常勤講師の依頼に来たが、言い出せずに帰ってしまった」と思いこまれ、これをきっかけにして非常勤講師となり、さまざまな出会いを経て高校教員となられました。この当時のことを振り返りながら、「色々なご縁で、色々な人生になる。その時その時に与えられた場で、自分に与えられた役割をどれだけ果たすことができるか、一生懸命やることが大事だと思います」と述べられました。
また、昨今のAIの急速な進化に伴う社会変化にふれ、知を大事にする社会を保つためにも、学問的知と社会的知の両方を兼ね備え、どちらかに偏らないよう、バランスのとれた知の持ち主になってほしい、とお話くださいました。
その他、「これができるようになったら認める、というように、今の日本は、一時的満足のために一喜一憂をし続ける地位型承認(条件付承認)に振り回されている」と、指摘されました。その上で大事なのは、存在型承認(無条件承認)である、という点について、どの人も阿弥陀仏からは絶対に見捨てられないことや、親が子にかける無条件の愛の話を交えながらお話いただきました。
その上で、大谷大学には上記で述べられた学問的知と社会的知、そして存在型承認を学ぶ環境が揃っているところなので、安心して学んでほしい、と学生たちにエールを送られました。

そして最後に「私の知のエンジンにスイッチを入れてくれたのが、大谷高校、大谷大学でした。色々な人と話をして、聞くと、ブレイクスルーというか、今までこうに決まっている、と思っていたものが本当の意味で開けてくることがあるので、みなさんも勇気を持って学んでほしい。」と講演を締めくくられました。

※宗祖親鸞聖人のご誕生は4月1日とされていますが、本学では毎年5月下旬から6月上旬に執り行っています。

【総務課】