大谷大学博物館 総来館者数15万人達成セレモニー 開催

記念品贈呈の様子
記念品贈呈の様子

本学は、大谷大学博物館を訪れた総来館者数が15万人を達成したことを記念し、2023年10月25日(水)にセレモニーを開催しました。

本セレモニーでは、記念すべき来館15万人目となった多田久美子さんへ、大谷大学博物館館長 宮﨑健司教授よりミュージアムグッズと特別展図録の進呈を行い、15万人目となったお気持ちなどをコメントいただいたほか、宮﨑館長より大谷大学博物館の今後の展望が語られました。

なお、大谷大学博物館では11月28日(火)までの期間(11月7日より後期展示)、大谷大学博物館開館20周年と宗祖親鸞聖人誕生850年・立教開宗800年を記念した、2023年度特別展「古典籍の魅力 2023」を開催し、国宝・重要文化財約20件を含む貴重な作品を展示しています。

「長い歴史の逸品が、今まで大切に伝えられてきた」

15万人目の来館者 多田さんのコメント

来館15万人目となった多田久美子さん
来館15万人目となった多田久美子さん

多田さんは大谷大学の文学部歴史学科(当時:史学科)の卒業生で、今回で来館3回目とのこと。大谷大学博物館に対して「学生当時、図書館には貴重な資料が多く所蔵されているということを耳にしていました。卒業後、博物館が開館され、それらが展示されることを期待していましたが、今回の特別展で重要文化財10件が同時に展示されることを知り、ぜひ行ってみたいと思いました」と話されました。新聞の記事を目にしたことをきっかけに来館したという多田さんは「チラシに載っていた宋拓『化度寺故僧邕禅師舎利塔銘』がお目当てでした」とコメント。

15万人目の来館者になったことについては「思いもよらなかったので、ただただ驚くばかりです」と驚いた様子でした。さらに「大学の様々な資料を一般に広く紹介されるのはもちろん、浄土真宗の教義がわかりやすく伝わるたすけになる展示を行ってもらえれば嬉しいです。仏教は身近で、私たちの暮らしに寄りそって下さるものですから」と今後の大谷大学博物館への期待を寄せられました。

「大きな節目を迎え感慨深いものがある」

大谷大学博物館長 宮﨑健司教授 コメント

大谷大学博物館長 宮﨑健司教授
大谷大学博物館長 宮﨑健司教授

来場者が15万人を達成したことについて、大谷大学博物館長 宮﨑健司教授は「20年が経って15万人の来館者というのは、決して多いとは言えませんが、大きな節目を迎え感慨深いものがあります。今後も魅力ある企画展を開催し、来館される方が倍々になるように頑張っていきたいと思います」とコメント。開館当初から今までを振り返り「これまで、博物館機能の三つの柱である『資料の保管・公開』『真宗文化財の価値の発信』『学芸員養成』を軸に展観を行ってきましたが、今後もぶれることなく企画を考えていきたいと思います」と述べました。

博物館の今後について「今年度の卒業予定の学生が学芸員の内定をいただきましたが、そういった学生が将来、本学に戻ってきて卒業生が企画・展示するような機会を設けることができたら面白いと思います。先の3つの柱を拡大していきたいというのが将来の展望です」とコメントしました。