宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年
真宗大谷派学校連合会慶讃事業
2023年度「親鸞聖人御誕生会」 厳修

一楽学長挨拶

2023年度は「親鸞聖人御誕生会(ごたんじょうえ)」を宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年 真宗大谷派学校連合会慶讃事業として、以下の通り講堂で執り行いました。

当日は、「正信偈」を一楽学長の調声のもと全員で唱和し、その後、学長挨拶に続き廣瀬惺先生より記念講演をいただきました。

2023年度「親鸞聖人御誕生会」概要

日時 2023年5月27日(土)10:00~
会場 大谷大学 講堂
講師 廣瀬 惺 氏(元同朋大学教授)
講題 親鸞聖人における天親・曇鸞と善導、三師の位置
廣瀬先生の講演

廣瀬先生の記念講演では、「慶讃法要を迎えるにあたり、「真宗再興の時」という言葉が届けられた。慶讃法要が終わり、まさに、親鸞聖人にご縁をいただいている私たちの真宗再興に対する本気度が問われており、正念場ではないか」と初めにお話しいただきました。

そして、親鸞聖人の著作である『教行信証』の一文を紹介され、「どのような人も五濁五苦をかかえ、悩まされながら生きている。親鸞聖人は本願について、どのような人もが根底に抱えているその不安や恐れを内から破るようにして、超えた世界を開いてくださる真実であり、人生を果たし遂げる意欲(原動力)になってくださるはたらきであると明らかにしてくださっている」とご教示いただきました。

その上で、「真宗を宗教(どのような人にとってもの立脚地を示してくださっている教え)として明らかにしようとするとき、天親・曇鸞そして善導、三人の位置付けを明確にしなければならないのではないか」と講話を締めくくられました。

宗祖親鸞聖人のご誕生は4月1日とされていますが、本学では毎年5月下旬から6月上旬に執り行っています。

【総務課】