文学部 高井 龍助教が「第31回 蘆北賞」奨励賞受賞

第31回「蘆北賞」授賞式  高井 龍助教(前列 右から4番目)

文学部 高井 龍助教が、中国文学の分野で優れた研究業績に贈られる「第31回蘆北賞」奨励賞を受賞しました。
その授与式が2021年11月25日(木)、からすま京都ホテルで行われました。

今回受賞となった論文は「敦煌本「祇園因由記」考(続)」(『敦煌写本研究年報』第14号 京都大学人文科学研究所 2020年)です。

受賞理由は、「本論文は、研究が遅れていた「祇園因由記」について本格的な研究を拓き、祇園精舎建立故事の流布の実態を明らかにして敦煌文学研究に意義深い見解を示し、また敦煌文献の時代的差異や日本におけるこの故事の受容の特色についても多角的な視点から論及した高水準の論文」と評価され、高井 龍助教が今後、敦煌文学研究をけん引する研究者として大いに期待されています。

「蘆北賞」は、一般財団法人橋本循記念会によって中国文学・東洋史学・中国哲学の分野での優れた学術成果に対して贈られる学術賞で、「蘆北」の名は、故橋本循博士(立命館大学名誉教授)の雅号に因んだものです。
本学では2005年の第15回 学術誌部門 大谷大学文藝學會「大谷大学文藝論叢」に続いて二度目の受賞です。